/ / / / 10

       
12/10(火)。窓から見える赤坂御用地、窓が曇ってしまう寒さ。
今回も天井のクロスを撮っていました。
荷物を東京駅のロッカーへ預けに行きます。嵐の広告前、朝は人通りが少なめ。
ふくらむちゃんの近くのコンビニでこの日発売のエルゴラを購入!
身軽になってから向かったのは人形町の「おにぎり屋 シチロカ」。おにぎり好きな私のために夫がチェックしてくれていた店で朝食にいいと思っていたのだけど、ちょうどイートインができない時間帯だった…。
そんなわけで購入して少し離れたところの屋外でいただきました。おいしい!何個でも食べられそう。

人形町で朝食を食べようとしたのは半蔵門線一本で移動できるという理由もありました。初めて下車する清澄白河へ。
清澄白河の「ブルーボトルコーヒー」、2015年にオープンした日本1号店なのに他店のほうに先に行っていてこちらはまだでした。
私はホットのカフェラテとオレンジカントリーケーキ、夫はアイスのカフェラテとリエージュワッフル。おやつは分けました。
お店の方がなぜか私たちの洋服や持ち物に関して話しかけてくれて、特にKONCOS太一くんのAnoraksのトートに興味を持ってくれて嬉しかったなあ。
印刷会社の建物、外壁に亀が並んでいる?
歩いていたらFC東京のポスターに遭遇。
「孤独のグルメ Season5」で登場した「だるま」。夕方からのオープンなのでこの時は閉まっており、外からながめておきました。
「東京都現代美術館」で『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』。
東京に行く時期と展示の会期が重なっていたので関西での展示を待たずに来ました。
会場に入ってすぐ、mina perhonen(以下ミナ)のテキスタイルが敷き詰められていて最初の撮影スポット。
”「森」―洋服の森―”。
ミナが設立された時から2020年の春夏コレクションまでの25年ほどの洋服が集まった部屋。
400着にも及ぶミナの洋服が年代をミックスしてディスプレイされている事から流行にとらわれないものづくりの哲学が現れています。
”「種」―アイデアと試み―”。
ファッションから始まり、オリジナルのデザインのインテリアや食器など生活全般にも活動が拡がっていきます。こちらではものづくりの哲学や創作のアイデアが展示されています。
19歳の皆川さんがフィンランドのロバニエミで出会って衝動買いをしたコートも展示。皆川さんが「僕の未来の種だった」と言っていた創作活動の原点です。
刺繍の試作だったり、ボタンやブローチの数々。安藤雅信さん×皆川さんの作品も。
余った布で石を包むようにパッチワークされたものや、スケッチ、暮らしにまつわる商品。
若い頃に欲しかったtori bag、皆川さんが発案した「IDEE」の”POOL”のロゴなど。
青山の「Call」。そして「Call」の求人。100歳まで大歓迎、って素敵だなあ。その求人を見た方のおたよりも展示されていました。
”sound 2014-15→秋冬”黒の集積。
"one day 2018-19→秋冬"と”kanata 2020→春夏”ゴムスタンプによる制作を好んでらした頃。
onomekaman(反対から読んでナマケモノ)の型紙。
piece,プロダクト、ハギレで作られたバッグを京都のpiece,で買いました。
レター、ミナが2011年から綴られている日々の気付きやものづくりへの思い。
ワンマイルバッグのコーナー、シーズンごとに書き下ろされているイラストがプリントされたバッグ、お値段がそれほど高くなくてかわいいので見かけると買ってしまうのです。
shell house。発案は皆川さん、設計は中村好文さん、施工は羽根建築工房さん。
皆川さんが将来の夢として構想されている、簡素で心地よい宿。
フィボナッチ数列から着想を得てユニークな渦巻きの構造となっているんですって。
宿、というより、ここで暮らしたいと思ってしまう!
会場から出たところに並べられている椅子はミナの生地がはられたartekのもの。こちらに座って一休み。
ミナのものづくりを自然界の”実”、”森”、”風”、”芽”、”種”、”根”、”土”、”空”の名称に例えて8つの部屋に分けていて、一部だけ撮影可でした。撮っていいのに見るほうに夢中で撮っていないのも多々あります。それほど見応えがありました。
チケットは二枚のうち一枚を京都のミナの直営店で購入しました。入れていただいた袋、そしてコンビニで買うチケットとは違うので保存用にこちらで欲しかったのです。
フライヤーは松本のミナで買い物をした際にいただきました。下部を切って栞にできるようになっています。
チケットのもう一枚はコンビニで購入。こちらは皆川さんが描かれたイラストのポストカードが付いている前売り券で、直営店では売られていないのです。チケットとポストカードの引換券がセットになっています。
いただいたポストカードセット、三枚。
レターを刷ったもの、チケット、そしてポストカードセットのケース。
販売されているポストカードも買いました。あと、ステッカーも。
松本でもらったフライヤーとは別のものが並んでいたのでこちらもいただきました。
他に買ったものは小さめのトートバッグ。黒色のタイプもあったけど青色にしました。持ち手に”つづく”という字が入っており、イラストとつながっているのも良いですね。
紙袋もうれしい。シンプルなデザインに、側面は青色。持ち歩いていたので少しシワになってしまったけど大切に保管しています。
公式カタログになっている図録は受注販売になっていたので会場で申し込みました。
また図録が入るトートもオーダー。後日届くのを楽しみに会場を後にして昼食を食べに行きます。
美術館内の地下にある「100本のスプーン」に行ってみる事にしました。
Soup Stock Tokyoの会社が運営する”ファミリーレストラン”なのだとか。
少し順番を待ってから入れました。
全然知らなかったのですが首都圏に数店、以前は兵庫・三田にも店舗があったらしい。
「天童木工」のバタフライスツールが置かれていたり、デザイン性の高い家具が使われているのも居心地がいいです。
夫が注文したのは燻製ベーコンのナポリタンとセットのサラダ。
私は大沼牛のハンバーグプレートのハーフサイズ(スープはとうもろこしとさつまいものスープ)。
食後に夫はホットコーヒー、私はジンジャーエール。
持ち帰る事ができるメニューがあったのでいただきました。
モナリザの線画になっている表紙はお子さんが塗り絵にできそう。
大人と子供がサイズ違いで同じメニューが食べられるよう工夫されていて、小さいサイズを大人が注文してもOK。
少食の大人や、今日の私のように小分けに色々と食べたいという者にもうれしいです。大抵、子供のメニューは子供らしい内容だったり、大人は注文できなかったりしますしねえ。
フライヤーやパンフレットもいただきました。
東京都現代美術館の案内(白とピンクと黒でシンプルなデザインがかっこいい)、サウンドアーティストの鈴木昭男さんの《道草のすすめ― 「点 音(おとだて)」 and ”no zo mi”》のパンフレット。作品が館内と館外に設置されていて、その上に立って耳を澄ませると普段は気付かない色々な音が聞こえて来る、その音を感じてくださいというもの。
他の美術館だけど気になったり行きたいフライヤーも一緒に。
そしてリニューアルオープン記念のスタンプラリーがあって多田玲子さんのイラストとスタンプ(アボちゃん!)だったので参加しました。景品は数量限定のステッカーだったそうで在庫はもう無かったけどスタンプが押せたのでよかったです。
鈴木昭男さんの作品のパンフレットがうっかり、英語のものでした。いつかまたゆっくりと来館した時にマップに沿って巡りたいです。
それとリニューアルオープン後の一年限定でロゴが記念仕様になっていて略称”MOT”に”+”が付いているそうで。スタンプラリーの用紙が限定ロゴになっていました。
屋外にあるオブジェはリチャード・ディーコンの「カタツムリのようにB」。「カタツムリのようにA」は栃木県立美術館にあるそうです。
2016年から改修のために約三年間休館されていて、この年の3/29にリニューアルオープンされた事もあり、きれいで楽しい造りになっており、また来たいと思いました。
美術館からすぐの「Artichoke chocolate」。以前、まいさんからいただいたチョコのお店!と気付いたので寄って買い物をしました。
買ったのはトリュフを三種類、コーヒー(二つ)、オレンジ、ヘーゼルナッツ。
我が家のはコーヒーを、あとはお土産にしました。
「Artichoke chocolate」のオーナーさんのインタビューが掲載されている清澄白河のマップ”ROUTE”をもらったので、次回この界隈に来る時には参考にしたいです。
駅までの道沿いの木にアンパンマン、バナナやとうもろこしがぶらさがっている?
清澄白河駅構内の壁面には中島潔さんの作品『風』が展示されていました。
半蔵門線で三越前駅へ。壁には三越の包装紙”華ひらく”をデザインした猪熊弦一郎さんが手がけた『創造の街』のパネルが全36枚。何度も見て撮っているので今回はひとつだけ。
そして国の重要文化財に指定されている「日本橋三越」。
夫は出張時に何度か来ている「コレド室町テラス」に来てみました。きつねの暖簾はいなり寿司の「だしいなり海木」。
「誠品生活」に行ってみたら”台日生活スケッチ”のコーナーにNoritakeさんのイラストが。台湾と日本のクリエーターがそれぞれの国をテーマに作品を展示しています。
期間限定で設置されていた”詩的な一角”、置いてあるメモに作家の作品の気に入った文字を選んだり、気持ちや願いを書いてinstagramに投稿するという企画だそう。
「日本橋高島屋」に移動し、「365日と日本橋」へ。代々木八幡の「365日」には行った事があるけれど、こちらは初めて。夕飯用に買い物をしました。
「榮太樓總本鋪」に寄って購入したのは”東京暖簾めぐり”。百年以上続く老舗の銘店とのコラボピーセンが入っており、「やげん堀」七味唐辛子ピーセン。
「更科堀井」ゆずきりピーセン、「にんべん」かつお節ピーセン、定番の「榮太樓」ピーセン、「山本山」あおさピーセン。
五店舗の五種類の味が楽しめる一箱、どちらかと言うと甘いものよりもしょっぱいお菓子が好きなので私にはうれしい買い物でした。
「コレド室町1」の一階にある「にんべん」でお土産のかつおぶしを買いました。
17時半の「日本橋三越」。外はすっかり暗くなっています。
「誠品生活」に入っている「猿田彦珈琲」で休憩をする事に。
注文してから席で待っている際に渡された呼び出しブザーがトランプ柄でした。
夫は水出しアイスコーヒー、私はカフェラテ。チョコとクランベリーのスコーンは分けました。
隣の売り場には台湾雑貨が並んでいます。
天井やテーブルに映し出されているモーショングラフィック。本を開くように印象的な言葉が流れて行きます。
日本橋に来たあたりから徐々に私の疲労が強くなって行き…座れるところを見つけたらすぐに座ってしまう。新しい場所だから人が多かったりで目が回っている感じもありました。こちらでカフェオレを飲んでぼんやりと過ごした事でかなり元気になりました。
お土産に付けるドリップコーヒーも購入。
(こちらの店舗は2021年8月31日に閉店されたそうです)
東京駅に移動し、コインロッカーから荷物を出して銀の鈴広場へ。新幹線の時間が近付くまではここにおり、各々休んだり買い物に行ったりするという感じです。
東京駅はこの年の12月20日に開業105周年を迎えるそうで、銀の鈴広場に”TOKYO NEON STATION”というフォトスポットができていました。
私は銀の鈴広場からすぐのところで販売されていた赤いマフラーをした冬季限定のパンダバウムを買いました。
交代で夫は飲み物や食べ物を買いに行ってくれました。
19時半過ぎにようやく新幹線の車内へ。
最終日って事であれこれ買い過ぎてしまい、ただでさえ着替えなどの荷物が多いのに買った物まで増えてクタクタになっています。手で持ち帰らずに送ったほうがよかったかもね、と思う量。
でも新幹線の座席に座るとあとは帰るだけという安心感からか元気になります。
「365日と日本橋」で買ったパンは、ベーコンクリームチーズサンド、カレーパン、伊予柑バナナ、クロッカンショコラ、ハタケ。夫と分けたのでたくさん食べられました。
夫はビールを飲み、私はおにぎりも食べるほど復活(三つは食べていないけど、梅、大葉味噌、しその実ちりめん)。
新大阪駅に着いてからは住まいまでタクシー利用。四泊した分、部屋に着いてからの片付けも時間がかかりました。
もう四泊は無理、体力が無い!…とか旅の後半から思うのですけど、しばらくすると長い旅もまたしたくなるから不思議です。


おまけ。大阪に戻ってからのお楽しみコーナーです。
最終日に買ったエルゴラ。一面は喜田キャプテンがシャーレを、めくったページには監督がシャーレを掲げている写真や喜田さんのインタビューが載っています。
ダメ押しの三点目を決めた時の写真や、選手たちのコメント、今シーズンのマリノスの優勝に関わってくれた選手たちの振り返り、そして引退した栗原選手のページもたっぷりと。
一部だけでなく、もう一部買っておけばよかった!と後悔しています。
旅から戻って二日後に発売されたサッカーマガジンとサッカーダイジェストの優勝記念号。
記事もたっぷり、ポスターも付いています。
なかなか書店で見つけられなかった「エル・ゴラッソ 総集編 2019 横浜F・マリノス 365」。関東のチームのものを関西で買うのは難しいのでネットで買うべきでした。
しかも関西では関西版のエルゴラしか売られていないし、中身は関西のチーム中心なので、こうやって総集編が販売されるのはありがたいです。
加えて「エル・ゴラッソ イヤーブック 2019 J1 ・ J2 リーグ シーズンレビュー」も購入。
優勝するとお金がかかりますね。
「ミナペルホネン / 皆川明 つづく」の公式カタログ(図録)、注文していたのが届いたのは翌年の1月末でした。
届いた時の箱も残しておきたい!、と思ったけれど汚れていたので断念。
カバーが9種類あって選べたのですがtambourineが好きなので通常盤にしました。
現地で写真を撮るのも忘れて見入っていたディスプレイや、撮影禁止だったのも載っているから思い出しながら見たり。素晴らしい展示でした。
そして図録が入るトートは2月上旬に届きました。こちらは欲しい人のみが注文するものだけど、注文しないわけがありません。
”piece”シリーズのトートで、片面、そしてもう片面。どんなデザインで届くのがわからずに申し込んだので楽しみでした。どんなデザインでも問題無しです。
中身、そして持ち手もちゃんとかわいい。
カタログを入れたらさらにかわいい(tambourineとの組み合わせが!)。
関西での巡回展にももちろん行きますよ。
今回、東京で行った喫茶店が、菊池亜希子さんの著書「好きよ、喫茶店」、「続・好きよ、喫茶店」に登場しているところが多かった事に後から気付きました。
行った喫茶店を復習するように見たり、まだ行っていない喫茶店に思いを巡らせたり。
見ているとまた旅がしたくなってくるのでした。
(2024.2.10 更新)

/ / / / 10

      

petit voyage topへ