3.30 / 5.25 / 8.26 / 11.18

       
8/26(金)。この年の”嵐会”で一番豪華だった集いです。
ちなつさんが運転をする車で出かける、なんとなく話していた企画が実現。各々が住む町、大阪や京都、神戸では何度か会っているし、思い切って遠出しましょうかという話になり、滋賀に行く事になりました。
ユミさんは電車利用で滋賀には時々行っているようです。
9:45に京都駅で待ち合わせて「タイムズカープラス(現・タイムズカーシェア)」で車を借りて出発。
車内で流す音楽は”嵐会”らしく(?)嵐のCDを。
12時前に着いたのはクラブハリエのパン店「J'oublie le temps(ジュブリルタン)」。お昼ご飯をどこで食べよう?と相談して、ユミさんが教えてくれました。
二階にデッキがあるので、琵琶湖を前に食べる案が浮かびましたが、暑さが苦手な私がいるので店内で食べる事にし、しばし景色をながめます。近いようで遠い滋賀、そしてなかなか見る事がない琵琶湖。旅感がアップしてうれしくなる私。
ショップでパンと飲み物を各々選び、屋内のイートイン席へ。飲み物は「ミルクファーム伊吹」のコーヒー牛乳を。子供の頃に行った伊吹山を思い出します。
私が選んだパンはカスクートと近江牛カレーパン。コーヒー牛乳が甘いだろうという事で甘くないパンを。バウムクーヘンが中に入ったパンなど興味深いパンもありました。
帰りにもう一度ショップに寄り買い物をします。まずはパン・ド・ミを。この日の夜に予定があったり、翌日も出かけるので冷凍しておける食パンだけにしておきました。
それとこちらは店頭で見つけて思わず買ってしまった”スプーンサレ”。包装紙の中にはシンプルな白い缶。包装紙にも缶にもオリジナルのキャラクターが描かれています。
スプーンの形をした塩味の甘くないパイ。金胡麻、八味唐辛子、黒胡麻、丸中醤油、白芥子、チーズ、黒芥子、茶塩の八種類が四枚ずつ入っています。
車で移動、ちらっと彦根城。今回のお城は車窓からながめるのみ。
車を駐車場に置いていい感じの中央1番街を歩きます(2番街以降は無さそう?)。
まずはお菓子や日用品、書籍を扱ってらっしゃる「& Anne」へ。
まわりの素敵な方々が行かれていたりで気になっていたのです。「モーネ工房」まわりの方々が関わって2013年にオープンされました。
店内には堀井和子さんのイラストが。店で使われているロゴや包装紙などのデザインも堀井さん。堀井さんがきっかけでこちらの事を教えていただいたのです。
洋菓子店は店を入って左手にあり、二人が選んでいる間に店内を見学します。ところどころに堀井さんのものが飾られており、展示を見に来たような気分になりました。
堀井さんがデザインをされたオリジナルお菓子保存缶は絶対に欲しい、と車中でも話しており、ホワイトとシルバーの二色で迷います。原画とともに飾られていました。
そろそろ洋菓子店を覗きに行きます。私と同じように二人もワクワクしながら迷っている様子。すぐにまた来る事ができる場所じゃないだけに悩みますね。
夏だし常温で日持ちする焼き菓子を中心に買いますが、たくさん並ぶケーキ類もとてもおいしそう。ご近所の方々がうらやましい。
三人とも買い物を済ませ、奥の書籍や雑貨が売られているスペースを見に行きます。
衣食住にまつわる本のセレクトが充実していてとてもよかったです。
家の形のブローチやオブジェなど雑貨も欲しくなってしまう。
堀井さんのテーブルウェアも販売されていました。
お菓子や雑貨を購入するだけでなく、思っていた以上に素敵な空間で 感動した私たち。来てよかったです。
お菓子の保存缶はホワイトを選びました。おみやげに買った焼き菓子の包装紙も堀井さんのデザインだし欲しくなりますね。
自宅用の焼き菓子はショコラオランジェ、Anneガレット、ショートブレッドの三種類を。そして文旦マーマレードと清水里香さん監修の8月のハーブティー(ローズヒップ・カルダモン・レモングラス・レモンバーベナ)も買いました。
そして家の形のブローチも購入。seiken工作所による陶器の作品。
次はお隣の「菓心おおすが」へ。こちらの三代目のご夫妻が「& Anne」をつくられたのです。
こちらの看板商品”三十五万石”を使った”35”。
”三十五万石”は井伊家彦根藩三十五万石にちなんだ銘のついた最中で、”35”は”三十五万石”の最中一枚にほろっとした食感の生地を詰めて焼いてある洋菓子風のお菓子。お菓子だけでなくパッケージも和より洋を感じられます。
バラ売りで買ってみようかと思いましたが、シンプルなデザインの箱入りで買いたかったので、また改めて通販で買う事に(お菓子をたくさん買い過ぎても…という判断)。
「菓心おおすが」での買い物はひこにゃんの形の人形焼、”月のあかり”、春から夏にかけて販売されている”鮎のうた”、こちらを自宅用とおみやげ用にバラで購入。”月のあかり”のパッケージはmina perhonenのtambourineっぽい。甘さが控えめなどら焼き。
中央1番街を少し散策。器と生活道具の店「The Good Luck Store」、シンプルですぐに生活に馴染むような器が並んでいました。
グローブがワゴンで売られている昔ながらのスポーツ用品店も並ぶいい商店街だったなあ。
次は喫茶休憩に向けて再び車で移動をします。
彦根の街中から15分ほど走ったあたり、青空と雲、そして緑がきれいでとても気持ちがいいドライブ。
喫茶休憩は「vokko」で。琵琶湖のそばにある、平屋のカフェと雑貨のお店です。店内はちょうど満席だったので、北欧で買い付けされた雑貨を見て待ちました。
15分ほどで席に案内されました。小さなコースターがかわいい。
私はグァテマラといちじくのタルト、二人はアイスコーヒーとチーズケーキ。
裏庭からすぐのところにある琵琶湖が見える席もあります(現在は撮影禁止)。
トレイに使えるかな?、と木のボードを購入。
会計を済ませて車に乗る前に琵琶湖をながめました。京都に戻る時間を逆算してゆっくりと滞在ができなかったけれど来る事ができてよかったです。
車窓からの飛び出しぼうや。
帰りもちなつさんの快適な運転で京都には17時半過ぎに到着。ちなみに車は日産自動車のLEAF、嵐がCMをしていた車なのです。
過去にユミさんが運転する車にも乗った事がありますがとても乗り心地がよかったです(京都に引っ越されてから運転をされていないそう)。
「& Anne」と「vokko」の憧れていたコースを二人に付き合ってもらった感じだけど思っていた以上に喜んでもらえてホッとしました。このメンバーで車を使って遠出をする日が来るだなんて!15年前には想像していませんでした。

ちなつさんはJR、ユミさんは市バス、私は地下鉄で移動するので京都駅で解散。ちなつさん、お疲れさま。ありがとう。

【おまけ】
私は丸善京都本店の「MARUZEN Cafe」へ。
19時から高山なおみさんと澤田康彦さん(この当時の編集長)による”「暮しの手帖」のつくりかた京都編”のトークショーがあるのです。
滋賀行きの日と重なったけれど、こちらは夜なので決行。
少し前にこちらの店舗に来た時にイベントを知り、申し込んだら整理番号1番のタイミングでした。
最初に入場できてもど真ん中に座る勇気は無く端のほうへ。会場がカフェという事もあり、テーブルがある事やコーヒーもいただけたりうれしい。
雑誌やテレビで高山さんを見た事はあるけれど、実際に会ってお話を聞くのは初めて。細くて小さくて声もかわいらしくて、見とれていて話を聞きそびれそうになりかけたほど。「暮しの手帖」での連載「気ぬけごはん」の話や新しい暮らしの事、そして絵本づくりのスケッチを客席に回してくださったり貴重な時間。前以上にファンになりました。
最後にサイン会があり、私は最近買った「ロシア日記」にしていただきました。ひとりひとりに丁寧に話しながらサインをしてくださるのに感動。
こちらは「暮しの手帖」からいただいたおみやげ。
フライヤーや花森安治さんの挿絵入りのノートもうれしいけれど、これらが入っていた袋だけでもうれしい。
個人的には岡本仁さんの連載「今日の買い物」の地域がそれぞれ何号に掲載されているかがわかる地図がありがたい。いつも旅の参考にしているので見直す際に便利。
丸善京都本店を出て河原町駅に着いたのは22時前。コインロッカーに入れていた滋賀で買ったものを取り出し、大阪の部屋にたどり着いたのはかなり遅い時間でしたが、盛り沢山の楽しい一日だったので疲れを感じていません。夕飯を食べる間が無かったというのに耐えられたほどの幸福感(帰宅しておにぎりを食べました)。
(2020.7.15 更新)

3.30 / 5.25 / 8.26 / 11.18

      

petit voyage topへ