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10/25(日)。
私にしては早起き、7時過ぎに起きて身支度を整えます。
早起きの理由はホテルの朝食を食べに行く事!予約をしていました。
ロビーにある「二ノ丸グリル」へ。前回もこちらで朝食をいただき、とてもおいしかったので今回も食べに来ました。
普段は朝食を食べないのに食べたくなる、頻繁に来る事ができない場所ですし、それほどおいしかったのです。
スープ、サラダ、トースト、自家製生ハム、ヨーグルト、オレンジジュース、コーヒー。今回もおいしかった!
チェックアウト前にもう少し館内を堪能。
チェックアウト時間の案内だったり、朝食券のイラストも好きなのです。
ロビーの居心地もよく、置かれている雑貨や本も好きなものが多い。
あ、「麩市」でいただいたバラはホテルに差し上げました。
福井はこちら以外にも気になるホテルがあるのですけど、帰る頃にはまたここに泊まろうと思うのでした。
何度も振り返りながら駅方面に向かいます。
古くて味のある建物。
こういう工事中の場所が多々あるのは北陸新幹線のからみ。次に来る時には駅前が大きく変わっているのでしょう。
前回も気に入って撮った歯医者さんの看板。
昨日は雨降りでゆっくりとながめられなかった駅前のフクイティタン。
駅の壁面にも恐竜の絵。
ジュラッチック、黄色いのがサウタン、緑のがラプト、ピンクのがティッチー。
左がフクイラプトルという肉食恐竜、右がフクイサウルスという草食恐竜。
福井の哺乳類も。2014年に日本で初めて恐竜時代の哺乳類の骨格化石が発見され、ほぼ全身の骨が見つかったのでその骨からイメージして作られたのだそう。
恐竜の足跡の化石の複製。実物代です。アンキロサウルス類、フクイラプトルの仲間の獣脚類の足跡。
フクイサウルスやコシサウルスの仲間、鳥脚類の足跡。
受け取ったGoToトラベルの地域共通クーポンで、電車の時間まで買い物をします。
西口にあるおみやげ店でおいしそうなものばかりを選びました。
「三里浜特産農業協同組合」の”三年子 花らっきょ”、
「奥井海生堂」の”昆布+柚子こしょう”と”ちりめん山椒”。
「越前隊」の”山うに豆”。山うには柚子と鷹の爪、赤なんば(完熟ししとう)、塩をすり込んで練った鯖江市河和田の薬味。雲丹が食べられないのでエッと思ったけれど違うとわかって買いました。
そして「松岡軒」にも。前回は買っていなかった羽二重餅が欲しかったのです。
漫画「ちはやふる」にも登場した、という紹介もありました。
紙袋は片面ずつで色が違っていました(たぶん、今は違うデザインになっているみたい?)。
商品の包装紙、シール。
一番少ない量が入った箱入りのものを買いました。蓋には天女像。
六個入り、賞味期限が長くないので二人で食べるにはちょうどいい量です。
一つに二枚ずつが入っており、柔らかくふんわりとした食感でもしかしたら倍の量でも行けたかも?なんて思ったりも。
福井でもらった冊子やカード、パンフレットなど。
福井の町歩き冊子、旅の終わりにいただいたので次回の参考にしようと思うけれど、街が変わってしまうかなあ。あまり変わらないでほしいなあ、という気持ち。
前回は「二ノ丸グリル」で予約していたお弁当を昼食にしていました。今回は富山に着いてからお店で食べようという事にしたのでパンフレットだけ。こうやって見ているとやっぱりおいしそう。
福井駅にどこでもドア。映画「STAND BY ME ドラえもん2」がらみの展示。
そして”福井駅タイムカプセル”。北陸新幹線開業時にふ化(開封)するそう。
タイムカプセル、2019年に”夢”を書いたメッセージカードや絵が入っていたそう。こちらはJR西日本が設置した恐竜の卵型。もうひとつ、福井県が設置したタイムカプセルもあったようで、E2系型。
乗車位置にティッチー。
まずはサンダーバードで金沢まで向かいます。今はもうこの表示は見られないので(北陸新幹線が延伸開業)、撮っておいてよかった!
車窓から見えてくる、加賀大観音、巨大!
11時過ぎの金沢駅。
今回は金沢の町には行かないのです。金沢の行きたい場所も多々あるけれど、立ち寄るならば三泊以上はしたい。前回、福井と富山がとても好きになったので、何度か行っている金沢を我慢。予約している新幹線の時間まで駅の中で過ごしました。
駅にあるポスト、郵太郎には会いに行きました。
以前はコンコースにいたのに外に移っていた!界隈の改装工事の関係かな?
北陸新幹線つるぎで富山へ。敦賀駅と富山間での運行でとても空いています。乗車時間は30分ほど、快適なのでもっと乗っていたい。
今回も撮った駅構内のお寿司のディスプレイ。
そして”だまされんちゃ県民応援団長 高原兄”のポップ。アラジンのボーカルだった方、富山出身なんですね。
旅を決めたきっかけ、改札を出たところにある電車の顔はめパネルは「JR西日本」、「あいの風とやま鉄道」、「富山地方鉄道」が協力して企画したものなのです。
各社を代表する車両のイラストをKONCOSの太一くんが担当し、それが11月末までの設置予定とのこと(その後も展示されているみたい?)。
コロナ禍で減少した利用者が戻ってくるために富山市が企画したそうで、8月末から展示されていました。
私たちの他にも写真を撮っている人がいたり、足を止めてながめていたり。色々な人が広めて見に来てくれるといいなあ。
長々と記念撮影をし続けて駅の外に出たのは数十分後。
広場にはキティちゃんのモニュメント。枠内に入って来たのはポートラム。
富山地方鉄道8000形。
行き来する路面電車に見入ってしまったので、私はここに残り、夫がホテルに荷物を預けに行ってくれます。
私が好きな古参の7000形。色違いのサントラム、T102号車はチューリップをイメージした赤色、T104号車は菜の花をイメージしたオレンジと黄色。
”富山のくすりやさん”の像。子供とくすりやさん、おみやげの紙ふうせん。
夫と合流し、路面電車で移動します。
車窓から、7000形7017号車。上部に広告が乗っていてかわいいな。
”まいどはや”バス、キティちゃんのラッピング。駅前のモニュメントもだったけど、富山市とキティちゃんがコラボしており、コンセプトは「透明感」。立山連峰などの自然やガラスをテーマとした街づくりから連想されるきらめき、透明感のある水色の衣装を着ているのだそう。”まいどはや”とは富山弁で”こんにちは”とか、訪問挨拶を意味する言葉なのだとか。
サントラムのT101とも遭遇。富山の豊かな自然をイメージした四色で、立山連峰の雪の白色をベースに海の青、日差しの黄色、葉の緑を配しています。

昼食は行きたかった「野花そば処 つるや本店」へ。1923年創業で、表の暖簾やお蕎麦の絵、”そうだ今日は蕎麦食べよう”と書かれた字もいいな。外観ですでに高まっています。
テーブル席に座りましたが、小上がりとカウンター席もありました。店内の絵や植物、席に置かれているものなどもかっこいい。民藝家具も素敵です。
おしながき、コピーして持って帰りたいほど!
近所に住んでいたら全メニューを制覇したい。
私はきつねそば、夫は鴨南蛮。とろろ昆布がまぶされたおにぎりも食べたかったけれど売り切れでした。もっと早く来ればよかったな(駅周辺に長居した私が悪い)。
伝票の裏のスタンプもかわいい。持って帰れないので撮りました。
箸袋はいただきましたよ。
「野花そば処 つるや本店」を出てすぐにある「林ショップ」。今回も来る事ができました。民芸品や作家さんの作品を扱ってらっしゃいます。
欲しくなるものがたくさんあった中から選んだのは河井達之さんのお皿、そして富山土人形の布袋さんと、亀の置物。
店主さんが作られている”林ショップだより”をいただきました。以前、おみやげでいただいた事があって他の号も入手できたのがうれしい。
紙袋もシンプルで素敵です。
「林ショップ」からすぐの古本屋さん二店にも行きました。
まず「子どもの本の古本屋 デフォー」へ。昔、よく読んでいた「スーホの白い馬」を選びました。普段、子供向けの本にあまり触れていない人にも説明をしてくださるので楽しいかも。私のようにお店の人に話しかけられると緊張するタイプはゆっくりと過ごせないかも(それで一冊しか買えなかった)。
前回も来た「古本ブックエンド」では二人でじっくりと本を見せてもらいました。
「OSAMU'S HOW TO BOOK Knitting」、編み物をしないから我慢したけれどかわいかったなあ。
浅田政志さんの「いまバリィさんぽ」(今治のゆるキャラ”バリィさん”の写真集)、高山なおみさんの「気ぬけごはん」、それと今年発行された「雲のうえ 第32号」をいただきました。
バス停に向かいながらの富山城。1899年の火災で焼失、戦後1954年に再建されたもので、中は郷土博物館になっているそう。
今日は富山県知事選挙だった事を知るポスター。富山市出身の朝乃山関。
旅先でバスに乗るとシートモケットを撮りたくなります。
「珈琲駅 ブルートレイン」へ。黄色いテントに”模型列車運転中”、ブルーの車体にゴールドのラインのショーウィンドー、”旅を夢見てコーヒーを楽しみましょう”ですって。
前回は暗くなった頃に来てしまったのでお店の前を撮る事ができず、店内にいたのは30分ほど。今回は15時前なので余裕があります。
店内へ。
カウンター席とボックス席があり、今回もやっぱりボックス席に座りました。列車の3等客室をイメージした店内。
メニューが時刻表のようになっているのも私には興奮ポイント。若い頃に時刻表を手に旅をしたり、旅しなくても妄想したりしたものです。
カウンターの後ろにある発車順番表。この運行表の順番に列車が走ります。列車は定期的に入れ替えているのだそう。
”この窓・座席・天井・電灯はSL時代の客車をイメージしたものです”と書かれている。
ジオラマの上部にも列車が控えています。
窓枠に掛かっている駅名標のようなメニューや、寝台特急「日本海」のヘッドマークを見ていると富山にいながらも電車でどこかへ旅しているような感覚にもなります。
ブルートレイン(寝台特急)「日本海」(昭43-平24)大阪ー青森
北陸新幹線(W7系)「かがやき」金沢ー富山ー東京。
成田エクスプレス 横浜/池袋ー東京ー成田空港
豪華クルージング列車「瑞風」山陽ー山陰一周
SL急行列車(C59牽引)
コンテナ貨物列車

店内を一周して走る列車はカウンターの車庫に帰って行くよう設計されています。
動画でも少し。
列車の走行を見ながらいただいたのはSLブレンドとコーヒーチーズケーキ(コーヒー風味のなめらかなケーキ)。
それと三色トースト。信号の色を表したもののようで、マーマレード、ブルーベリー、あんずのジャムが塗られています。
オリジナルのお皿、伝票。
壁の写真は主に元国鉄副技師長の星晃さんが撮られたもの。こちらの店主さんと古くからのお知り合いなのだそう。
席が空くのを待ってらっしゃるお客さんはいなかったけど、帰られる方、新たに来られる方と回転していたのでほどよく長居をしました。また行きたい!
お店を出て徒歩移動。川沿いの柵に桜、春に来たら桜がきれいなんだろうなあ。
前回と同じコースで「koffe」に到着。
前回、イートインするつもりで向かったのにすでに販売のみの時間になっており、次こそはと思っていたのですけどコロナ禍でイートインは閉めてらっしゃいました(予め知っていたので「珈琲駅 ブルートレイン」でゆったりと過ごしました)。
コーヒー豆やドリップバッグ、焼き菓子を購入。マドレーヌ、フロランタン、パウンドケーキ、あとりんごのタルトもありました(ホテルで食す)。
あ、8000形8001号車がスギ薬局のラッピングカーになっている!この年に誕生したらしい。
7000形7017号車とすれ違うスギ薬局カー。私たちが乗るのは上部にタウンワークの広告が付いた7017号車。

街角のバナーフラッグ、良いデザイン!定期的に変わるようで、これは秋仕様。
ホテルにチェックイン、今回も「富山エクセルホテル東急」です。
11階の部屋、前回は壁に魚モチーフのものが散りばめられていたけれど、今回は落ち葉モチーフ。
夕飯を食べに行く前にひと休み。
前回に行った店や、私が好きそうな店は日曜が定休日のところが多く、さらにコロナで短縮営業や夜営業をやめておられたり。
そんなわけでどこに食べに行こうかとネットで調べたり、テレビを見ながら少しだらだらとした時間。
一時間半ほど部屋にいたけれど、歩きながら気になったところに入ろう!という事で出かけてみます。
ポートラム。各編成でアクセント色が違い、これはTLR0605で緑色。
私たちが乗ったのは7000形の7023号。ドライバーの方々へ”右折の際は後方からくる電車の確認をお願いします”と上部に書かれていてイラストもかわいい。車内も古くて味があるけれど、段差があったりで高齢の方や怪我をしている人には最近のステップ無しタイプが安全なのかな。旅の者としては色々なタイプを楽しめるからずっと残っていてほしい。

「つるや本店」や「林ショップ」がある通りに飲食店がいくつかあるので外から中を見たり、表のメニューを見たりしながら考えます。おいしそうでも常連さんが多そうな雰囲気だったり。
そこで、富山にいくつか店舗があるらしいお店「酒菜家 おあじ」に入ってみる事にしました
カウンターで横並びの席。緊張せずに過ごせそうな雰囲気なのもよかったです。
ウーロン茶の氷無しでホタルイカ沖漬け、お通しのひじき煮。
ウーロン茶をいただきながら、白エビ唐揚げ、厚切りハムカツ。
立山の燗。
そして初鰹たたき。
この時期は最初にウーロン茶、そして途中から日本酒を飲むというパターンだった様子。
だし巻き玉子のハーフ、とろろ鉄板焼き+大葉。

下調べ無しで入ったお店だったけどおいしかったです。
富山駅前に戻り、商業施設「マリエとやま」一階にあるローソンへ。
藤子不二雄A先生がデザインされた立山くんにいちいち反応。
ここのローソンはカターレ富山がらみのローソンで前回にも寄りましたが、2022年11月25日に閉店したそう。
カターレローソンは他の場所にもあるようです。
21時前、夜の富山駅を少し散歩。
なかなか撮れていなかった、「杢目羊羹 鈴木亭」の広告が乗った7000形7020号と遭遇!
電車の顔はめパネル、夜バージョン。かなりひっそりしていました。この静けさはコロナ禍だからなのかな。大阪より静かなので落ち着きます。
今日は市内の電車とバスの一日乗車券を利用しており、明日の分も駅で買っておきました。
窓口でエコバッグをいただいた!三角に畳まれており、広げると観光キャッチフレーズの”パノラマキトキト富山に来られ”の文字。
部屋で「koffe」のコーヒーとりんごのタルトを食べながら明日の予定を考えました。ホテルでいただいたパンフレットを参考に。
富山はテレビのチャンネルが少なく、Jリーグがらみのニュースなど見たかったけれど知事選の特別番組で放送が無くなっていたり、テレビ好きの私たちはきびしさを感じた夜。
明日も朝から動くので早寝ができてよかったという事にしました。
(2025.5.8 更新)

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