2020.10.24−26 北陸

petit voyageを作ってたらその地に行きたくなるのはいつもの事。案の定、2016年の北陸の旅のページを作っていたら行きたくてたまらなくなり、その一ヶ月後には旅立ちました。
富山駅で見たいものが展示されるという不思議なタイミングも重なって行く事がすんなりと決まりました。

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10/24(土)。大阪駅8:40発のサンダーバード9号で出発。
10/24から26までの北陸乗り放題きっぷを利用しました。
朝食に「菊太屋米穀店」のだし巻き弁当。これを朝に食べると昼食が食べ切れない事が多いので、いざという時に手伝ってくれる夫との旅限定になりつつあります。
琵琶湖をながめている時にはいい天気だったのに、鯖江のメガネ看板を通る頃には雨がポツポツと降って来ました。
10:30に福井駅着。下車時に雷鳥のロゴを撮っておきました。サンダーバードはもともと”雷鳥”でした。
大阪駅から福井駅までサンダーバード一本で行くのはこれが最後(北陸新幹線のからみで)。
構内のベンチに座っているのは恐竜博物館のキャラクター”恐竜博士”。
博士もマスクをしています。
”Juratic Distance”、”適度なきょりを保つじゅらっ!”とソーシャルディスタンスの案内、福井県公式恐竜キャラクター”ジュラチック”の顔はめパネル。
駅前のフクイティタン。そしてフクイラプトルとフクイサウルスの前にいるのは”ジュラチック”の三人。
雨が降っているので撮影はそこそこに移動をします。
途中、気になる広告が。「新鮮食品市場まえがわ」のもの。
お弁当を気にしつつ、今回も「ヨーロッパ軒 総本店」へ。
前回は並んで入店したけれど今回はスムーズに入れました。土曜だけど町もお店も静かなのはコロナ禍だからでしょうね。
二階の席に案内されました。
私は前回同様、レディースカツ丼セット。カツとご飯が少なめ、カツは二枚。
夫は3種盛スペシャルカツ丼、カツが一枚、エビフライは一つ、メンチカツは一つ。セットにしなかったのは私のサラダを手伝ってもらうため。あとカツも一枚を食べてもらいました(だし巻き弁当が効いている)。
昭和40年代の店舗写真。
ヨーロッパ軒は1913年に東京で開店され、関東大震災で倒壊。その翌年に福井に戻られて移転オープンされました。
福井を好きになった理由のひとつに路面電車が走っていること!ながめているだけでも嬉しい。
770形の白い車体に青色と緑色の配色がお気に入り。
えちぜん鉄道L形電車”ki-bo”に乗って移動。kiは黄色、boは坊や、そしてki-boで希望を表しているのだとか。
座席の上部にも黄色。田原町駅までの5分ほどの乗車でした。

今回はバス移動が多いかも?という事で、京福バスの休日フリーきっぷを利用。
歩いている途中にあったお米屋さんのシャッター。錆びているけれどかわいい。
目的地、「福井県立美術館」に到着。『テレビアニメーション創成期から現在までの50年 エイケン制作アニメーションの世界』を観に来ました。
まずは併設されている「美術館喫茶室 ニホ」で喫茶休憩。
雨に濡れた木々がきれいに見える喫茶室、美術館に行く前から作品を見ているような気分。
特別メニュー、”のらこあらショコラ”を二人で分け、私はカフェオレ、夫はホットコーヒーを。小豆入りのガトーショコラにバニラアイス。そしてコアラのクッキー。
「美術館喫茶室 ニホ」は2024年3月24日に閉店され、現在は美術館からそう遠くない場所にあるアパートの二階にある「夕方画廊 分室ニホ」をされています。
美術館の入口で実演をされていた敦賀の手すき昆布職人の別所昭男さん。「サザエさん」の2012年10月から2013年3月にオープニングで放送されたモデルなのだそう。
酢漬けして乾燥させた昆布を専用の包丁を使い、多くて一日に竹紙昆布は約4キロ、おぼろ昆布は約9キロを削られます。
実演は一日に二回。入場チケットを持っている人に限り、先着で手すきされた昆布をもらえるとの事。その場での試食もありましたが、袋入りでもいただけました。
展示に向かおうとしたら鉄人28号がいる!撮影していたらスタッフさんが私たちも一緒に撮ってくれました。
そして今回の展示の大きな看板。
会場の入口。家でテレビを見ているような気持ちで楽しめるよう、と、家の形になっています。
エイケン制作のアニメ作品の中から原画やセル画など約300点が展示されていました。
一緒に写りたいような撮影ができるスポットもありました。「キャプテン」!、再放送を何度も見るほど好きだったなあ。「ガラスの仮面」は漫画のほうが馴染みがあるし、「エイトマン」は存在ぐらいしか知らなくて残念。
1969年から放送が始まった「サザエさん」。波平さんに怒られている気分を味わえる!そして食卓に混ざれる!載せていないけれど一緒に撮りました。
いただいたフライヤー。
一番見ているのはやっぱり「サザエさん」。これもエイケン制作だったのか!というものもありました。
100円割引券とチケットの半券。
そして作品リストと美術館だより。
購入したものは”ご当地サザエさん 絵ハガキセット”、今回の展示のポストカード、「サザエさん」のシークレットミニキャンバス。
絵ハガキセットは中部地方Aセット。今回訪れる福井や富山のものがあるので選びました。
シークレットミニキャンバスは原画風の小さいキャンバスとイーゼルのセットでした。
バス移動で前回にも行った「麩市」へ。前方に足羽山公園への階段。
購入したのは”手作りおみそ”の辛口、地からし。
「麩市」のリーフレットとバラ庭の案内。
お店の庭はバラの季節に観賞する事ができるのです。
地がらしの練り方案内もいただきました。
「麩市」の袋。
そしてバラもいただきました。旅の途中なのでどうしようと思ったけれどうれしくていただいてしまいました。
雨が降ったりやんだり。
次も再訪、「BENTO」へ。日常生活で使うものや食べ物を扱うお店。
数点、選んで購入。
おいしいとわかっているお馴染み「やまくに」の”いりこみそまぶし”。
「五代庵」の”梅びしお”。
どちらも福井のものではないけれど…。
「やつどき」のクッキー。福井のものです。
そして色と触った感じが気に入った「littlebodco」のタオル。一人、一つずつ選びました(私は明るい青色)。
車窓から770形。今回は乗るよりもながめてばかりだったなあ。
前回は路面電車の中から場所を確認しただけになってしまった「今川焼本舗」!
中央大通側の入口とこちらの電車通側の入口があった。
念願のカレー焼!具沢山でほんのりとした辛さ。おいしかったなあ(断面も撮るべきだったと後悔)。
”再開発に巻き込まれての建て替え計画もなく移転もなくこの地で営業を続けます”とお知らせ。”再開発なんかするな”という手書き文字も(お客さんが書いた?)。
その後、2022年6月に一時閉店、三ヶ月後に新しい場所で開店されました。福井駅からは少し遠いようですけど、次に福井に行った時には伺いたいです。
黒いタイルと輪っかが連なる面格子が素敵なビル。
”青葉山と海水浴場”のタイル絵。
建物や足元を気にしながら歩いてしまいます。
夕飯を食べに行く前に駅のコインロッカーに預けていたスーツケースを取り出し、夫がホテルに運んでくれました。
私は福井中央郵便局へ。”越前おろしそば”のご当地フォルムカードとミニカード。
PRONTOで合流、私は京都宇治抹茶ラテ、夫はホットコーヒー。
夕飯は前回と同じ、「治郎吉 片町店」へ。安くておいしくて感動したのでまた来たかったのです。
福井では昼食と夕食の店が前回とまったく同じ!
まずはお得な串盛り。純けい(親どり)、若どりねぎま、砂肝、タン、イカが二本ずつ入っていてひと皿十本のセット。飲み物はウーロン茶、夫はビール。
追加注文はとり皮(ひと皿五本セット)、茄子の天ぷら。
ここから日本酒を注文。
ピーマン焼き。
串焼の追加でつくね(ひと皿二本のものもある)、若どり。
串の最後はささみ。
〆にはお茶漬けの梅を分けました。
帰り道の雀荘「サボゴボ」、麻雀用語ですね。サボテンとごぼうのキャラクター?
福井信用金庫のシャッター。
月は前日の上弦の月から少し膨らみ始めたところ。
月をながめながらホテルまで歩きました。
ホテルも前回と同じ「城町アネックス」。福井城址のお堀から見える三角屋根の建物はホテルっぽさが無くかわいらしい外観。
今回は七階、最上階。
前回とは間取りが違っている部屋、必要最低限なものが揃っていて居心地がいい。建物自体は古いけれど普通のリノベーション…というか、古いものを大切に生かしているのが良いのです。
壁に掛かっている作品はエマさんによる『HARES IN HIDING』。野うさぎが葉っぱの間に隠れている!
置いてあるグラス、湯呑み、マグカップ、ポットも部屋の雰囲気を壊さないシンプルさ。
荷物を片付けてから昼間にやっていたFC東京戦の試合のハイライトを視聴。内容や結果はチェックしていたけれど(4-0で勝った!)、映像も早く見ておきたい。
早めにホテルに戻ったので勝利と「城町アネックス」を堪能した夜でした。
(2025.5.8 更新)

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