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8/6(日)。今朝はホテル内の「I;caza[ikaza]」でいただいてみたらビュッフェ式で内容も良くおいしかったです。喫茶店の朝食が休みな時などまた利用したい。
荷物をまとめてホテルを出る用意。窓からの松本城や柚木さんの猫、713号室の鍵とお別れ。次に来る時はどの部屋になるかなあ。
ホテル内にあるショップ「tsumugu」のお買い物チケットをいただいていたので「信州民芸」や七味、お茶、まめ板、ポストカードを選びました。
チェックインの手続きの際にもらったりんごのお菓子は部屋で食べるタイミングが無く持ち帰る事に。
そして「喫茶室 八十六温館」のコーヒーチケットも使わずじまい。行きたい店が多すぎて倍以上の容量の胃袋が必要です。たぶん内装は「コーヒーショップ花月」とほとんど変わっていないと思うのだけど(ぱっと覗いた感じは照明が違った)、この先もこちらに泊まるだろうし来るたびに変化に慣れて行き、自然に喫茶室に行けるようになると思います。
松本駅に向かう途中で「開運堂 本店」に寄って購入するおみやげの下見。
ロボットが作るソフトクリームはまだ始動前、10時半からです。
夫がコインロッカーに荷物を預けに行っている間、私は駅前の風景をながめたり。
「久星のかりんとう」の広告から「PARCO」と「松本市美術館」を案内する水玉に。
「松本市美術館」に向かうために”クサマバス<水玉乱舞>号”に乗りたい!…と思っていたのですが、夫が戻って来るのを待っていたけれど間に合わず。仕方がないです。何度か乗っていますし、夫を急かすわけにもいきません。
停車時に前から、そして去って行くところを見送りつつ撮りました。<水玉乱舞>号以外でも「松本市美術館」には行けますし、暑ささえなければ歩いてだって行けるのです。
バスは開業前のイオンモールの横を通りました。できるできると噂には聞いていたけれど本当にできたのか。
到着。木の間から”幻の華”が見えています。
二年ぶりに来てみたら建物の水玉が増えていてびっくり。”TOKO-TON”まわりが賑やかになり、”幻の華”も水玉とともに撮れて楽しい光景に。
展示も観るけれど館内に入る手前ですでに見応えがある「松本市美術館」。特に”幻の華”はあちこちに移動しながら楽しみます。過去にも何度も観ているのに飽きない!
”水玉強迫”の横の自動販売機、そしてベンチ。お決まりの記念撮影。今までで一番軽装かもしれない(それほどの暑さ)。水玉の洋服で来てここで撮りたいと前回に来た時に思っていたのをここで思い出しました。いつか実践したい。
ロビーにある”考えるかぼちゃ”。
そして名誉館長だった高橋節郎氏の陶壁画”飛翔”をチケット購入時に観るのも私の定番。
常設展に向かう階段の水玉、そしてトイレの鏡の水玉。
この時は常設展示室Bで”「山の日」特集展示 山を旅する”を。
コレクション展の上條信山記念展示室でされていた”アンバランスの中のバランス”の書の作品の中で自分も書いた気分になれるコーナーがあり、そこでやってみた紙とチケット。
この年の10月1日に「草間彌生美術館」が開館されるからか、こちらでは草間さんの作品が観られないタイミングだったのが少し残念でした。いつか「草間彌生美術館」にも行ってみたいです。
気付いたらお昼過ぎ。昼食を食べに行く事にします。美術館の帰りはバスを使わず街をうろうろ。
「喫茶 半杓亭」にもまた行きたいし(二十代の頃に行って以来)、「軽食堂 ブンブク」もいつも気になりながら行けていないし…一週間以上の滞在をするか、胃袋を大きくするとまわり切れるでしょうか。
昔はこの時期の松本はもう少し涼しかったと記憶しています。大阪と変わらない暑さ、道端で百日紅をながめつつ夏を感じます。
今日の昼食は久しぶりな店へ。夫と来るのは初めてかな、「おきな堂」へ。
店内は満席でしばらく待ってから席を案内してもらいました。
1933年に菓子店の「翁堂」の喫茶部として独立され、現在は三代目が継いでおられる洋食店。駅から程よく離れている事や女鳥羽川沿いにある立地も好きです。
私はオムライス、夫はカツカレー。カレーは食べた事が無かったのでひとくちもらったら甘みがあっておいしかった!このシルバープレートも良いですね。
いただいて帰った紙ナプキン、ショップカードは新しいのかな。
ブック型マッチは過去にいただいたもの。”かつ定食”とあります。
背中のところに書かれているのは”COFFEE”×3。
店名が「おきな堂」になったのや”時代遅れの洋食屋”と付いたのは三代目のお父様の二代目からです。
「おきな堂」を出て女鳥羽川越しに見える四柱神社の鳥居。
そのまま川沿いに移動、「珈琲 まるも」にも行っておかねば。
こちらで喫茶休憩をするために「おきな堂」では食事のコーヒーを我慢しました。
店内を見渡せる席を選び、注文をしてからのんびりと休憩をします。
ひとつを自家製プリンのセットにし、単品でコーヒーをいただきます。食べた直後だし、この後にもう一回喫茶休憩をするのでトーストやケーキの噛むものは控えてプリン。でもこちらのプリンはおいしいので食べられてうれしい。
マッチと紙ナプキンはおみやげに。
中町通りで買い物を。「ちきりや工芸店」に行き、茄子の絵のお皿を二枚選びました。こちらに来ると何か買って帰りたくなります。
「Kurafu」では「South2 West8」のバッグを夫が購入(日当たりの良い場所で撮って薄めの色合いに写ってしまった)。「NEPENTHES」の靴下は私が購入。
「South2 West8」のバッグは表と裏でデザインが違うのです。ショルダーストラップが付いているので斜め掛けにもできて便利。生地もしっかりしています。
ひまわりがたくさん咲いている様子を久しぶりに見た気がします。
犬の置きものに帽子がかぶせてある…!
水路のそばに消火用バケツ。
これらの場所を通るのは今回の旅では最後。あちこちをうろうろと散歩するのは終わり。残った時間は買い物をしたり最後の喫茶休憩をしつつ駅方面に向かって行きます。
「豆とコーヒー Laura」へ。イートインはもうされていないけど、コーヒーのおいしさで旅の定番コースに加わり、豆を買って帰るのが楽しみです。
100%ORANGEさんのデザインロゴがきっかけで来たのが始まりでした。
今回買ったコーヒー豆はグァテマラア/カテナンゴテフヤとマンデリンG1。
「開運堂」ではまずソフトクリームを。今日のソフトクリームは”オレンジ”です。
洋菓子売り場で専用コインを購入します。並盛でも大盛でも320円(2017年の時)。
ロボットの”ナンチャン”が自動でターンテーブルからアイスを盛り付けて渡してくれます。”ナンチャン”は1998年に信州の精密機械メーカーと協力して作られました。
普段は冷たいものをあまり食べない私ですが、1/4ほど食べたのは暑さのせい。
日替わりソフトクリームの予定表、冷たいものが得意なら旅の間に毎日通います!
ソフトクリームを食べた後は買い物を。
”ピケニケカステラ”は毎回買っています。鶏卵味が三つ、珈琲味が二つのセットにしました。
いわさきちひろさんのパッケージは”木の葉の精”と”りんごの天使”、そして”松本 かきもち 白樺しお味”を通常サイズと小袋入りも合わせて。
4/27(上高地開山祭)から10月に販売されている”山讃(さんさん)”は山をテーマにしたお菓子の詰め合わせ。販売期間が限られている”徳本峠”と”ウェストンビスケット”のセットで、この年の新製品である”ウェストンビスケット”は通年販売されています。中部山岳を世界に紹介した英国人宣教師で登山家のウォルターウェストン氏から取った商品名。
”ウェストンビスケット”はウェストン氏の胸像が刻印されているスパイス入りミルクビスケット。
”徳本峠”は黒糖風味のくるみ餅。
「中原防水布店」の看板。いつもはシャッターを撮ってしまうけど今回は看板を。
あ、街を走る<水玉乱舞>号を発見!
「まんとう毛糸店」の店名の字体と毛糸と編み針の絵も好きです。
この旅最後の喫茶休憩は「翁堂 駅前店」の喫茶室に。一階のお菓子売り場でケーキの種類をまずチェック、タヌキケーキとその仲間たちが色々と並んでいます。
二階の喫茶室へ。「ノセメガネ」の看板が見え、横にオウムのミミーがいる席です。
前回はこちらに寄れなかったので絶対に行っておきたかったのです。
食べたのはタヌキケーキと犬のむぎちゃん。むぎちゃんはコーヒーのバタークリームケーキ。ケーキは分けて、飲み物は夫はコーヒー、私はアイスティーのオレンジ。
教わった話なのですが、タヌキケーキのモデルは丸山太郎の「たぬきの東京見物」のたぬきだそうで!今回の旅で買ってよかった。

ここから松本駅はすぐ。でも帰りの特急まではまだ時間があるのです。こちらで長居するわけにもいかないし、他の店に移動するのは暑さ的にもきびしい。
夫が特急の時間を早められないか問合せてくれたのですけど無理そうで。可能な限りこちらにおり、後は駅周辺や待合室で過ごす事にしました。
喫茶室を出てから一階のお菓子売り場でお買い物。
ミミーの絵と店名が入った包装紙、そしてシール。
ミミーは男の子で、本名は太郎だとか!?
買ったのはミミーサブレ。赤い箱の中に10枚入っており、お土産にもしました。
楕円形のサブレにミミーが型押しされていておいしいのです。
さて駅へ。ステーションビル内にある「信州アルプス市場」にて前回にも購入した”農家の味自慢 ふき味噌”を購入。おいしくてあっという間に無くなるのです。
”ご利用ありがとうございました”とステーションビルの出口に。
”ともに描く ぼくらの未来予想図”として2010年に描かれたもの、当時JFLだった松本山雅がJ1にあがってアルウィンスタジアムで強豪チームを打ち破る、という思いが込もった絵。2020年までに二回もJ1にあがった(打ち破ったかどうか、マリノスはリーグ戦で負けなかったけど他チームには勝った事もあったような)!
コインロッカーから荷物を取り出して待合室に向かいます。
待合室の席が空いたので座り、ふと発車案内板を見ると乗車予定のしなの22号が”約15分遅れていると表示されている!一本前のしなの20号は30分遅れ。大雨のせい。
ずっと座って待っているのも何なので荷物を持ってうろうろとする体力は無いので、交代で付近を散歩する事に。
私は駅にあった駅スタンプとちらしをもらってみたり。ちらしには”夏休みです ゆっくり松本を楽しみませんか”。松本の方言や、まつもとえき太くんの絵日記や、簡単な地図が描かれていたり。手作り感が溢れていてよかったのでいただいて帰りました。
本当だったらホームで乗車準備をしている時間、案内は25分遅れ、さらに延びている。
でもこれより大幅に遅れる事は無く、30分ほどの遅れで乗車できました。
タヌキケーキを食べていた頃は晴天だったのにこちらにも雨雲がやってきました。
発車後にも雨が強く度々徐行運転に変わり、帰れなくなるんじゃないかとドキドキ。
四年前の松本旅の時にも帰りのタイミングで雨がひどくなり、乗車している電車が停まって大阪に戻る新幹線に間に合いませんでした。
名古屋駅に到着した列車内で始発を待つ人が多々おられたのですが、ゆっくりと横になりたいためにホテルで一泊し、よけいなお金を使ってしまった思い出があります。
緊張しながらも停まりそうにないので夕飯を。
私は「カワカミ」の”山のおにぎり弁当”。二段になっていて高まりますが、量が多いので一人での完食は無理。
夫は「イイダヤ軒」の”地鶏めし”。私のお弁当も手伝うつもりでの選択です。付け合わせの野菜は無農薬なのだそう。胸肉の照り焼きもおいしいです。
電車は停まる事なく徐行運転を繰り返しながら名古屋に向かいます。ハラハラしていたのは最初だけで、なんとかなるだろうと思って時々眠ったりして通常よりも長めの乗車時間を過ごしました。
予約していた新幹線には間に合わないというのは確定していたけれど、新大阪までの新幹線がある時間には名古屋に到着!大急ぎで手続きを済ませ、新幹線の時間を変更して無事に乗れました。
新大阪から自宅までは迷わずタクシーで帰宅。地下鉄とバスを経由して帰る事は無理な時間。タクシーの方が楽チンだから色々な意味でホッとしたり。


オマケ。
台風5号は旅から戻った翌日の夕方に和歌山県北部に上陸。大阪も強い雨が降ったけれど被害はありませんでした(旅の洗濯物をベランダに干せなかったぐらい)。
7/20に発生してから19日間存在した長寿台風、このせいで嫌な暑さの中を旅したよなあという思い出が残っています。留守にしていた自宅もひどい暑さになっており、エアコンが効かないほどでした。
でも旅先や往復の間に直撃しなかったのはよかったのかな。旅から戻った翌日に上陸するなんて…と驚いたのでした。
松本に行く前や行った後に開く本、ほしよりこさんの旅の絵日記「山とそば」。松本の良い場所にたくさん行かれているし、暮らすように過ごされているのも良いのです。
以前の「松本ホテル花月」や「コーヒーショップ花月」が登場するので懐かしいような恋しいような。
松本だけでなく安曇野や上高地にも足を伸ばされており、松本以外の長野には長く行っていないのもあってまたこんな旅をしたいなあと思うのでした。
(2021.3.9 更新)

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