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12/10(土)。横浜港が見える部屋です。大さん橋のロイヤルウィング、山下公園には日本郵船氷川丸とマリーンシャトル、向こうにベイブリッジ。
部屋は11階。
相談した結果、今日は横浜で一日過ごす事に。地下鉄とバスで使える一日乗車券を買いました。
まずはバス移動。午前のうちに行きたい喫茶店の二店に行く事にしました。
横浜市交通局のマスコットキャラクター”はまりん”。
座席には横浜の風景。
夫がチェックしていて来てみた「喫茶TAKEYA」。
もともとはマスターのご両親がされていた旅館だそうで、屋号を引き継がれたのだそう。
ご両親が亡くなられた事で30年以上前に喫茶店を始められたのだとか。
店内はソウルミュージックが流れており、常連さんで賑わっています。
モーニングやナポリタンも気になるけれどホットコーヒーを。
店内には猫がおり、この猫はなっちゃん。ももちゃんもどこかにいるはず。
コーヒーだけにしておいたのは、行こうと思っているランチのお店が当日の10時半からの電話予約で、電話の際に店の外に出たりで食べている時だと出づらいから。コーヒーをほぼ飲み終える頃に10時半近くになっていたので、そっと外に出て電話をかけ、そして店内に戻ってしばらく猫をながめたりしてくつろぎました。
通りかかった塾のシャッター、塾名がコンパスや地球儀、三角定規、鉛筆などになっている。
タバコ屋さんの小窓に鳩が群がっている!
徒歩移動で「コーヒーマツモト」へ。「私立探偵濱マイク」が好きな私たちにとったら聖地のような場所。以前にも来ているけれど何度でも来たい場所。
読売新聞の灰皿。
何度も来ていてもモーニングは初めて。モーニングは午後1時まで。飲み物はコーヒーと紅茶とミルクの中からコーヒーにしました。
トースト類とサンドイッチ類で悩み、ハムトーストとタマゴトーストにして分けました。コーヒーとトーストで500円って安い!
この付近に来ると寄っておかないといけない気持ちになる喫茶店。また来る事ができますように、そして来れるのがあたり前に思っていたのにこの翌年には閉店されたそうです。そしてこの旅日記を更新する少し前にマスターが亡くなった事を知りました。
「私立探偵濱マイク」のポスターや、マイクのフィギュア。そしてマスターと永瀬さんの2ショット写真。
マイクの思い出の地が次々と無くなっていくなあ…。
横浜橋商店街には”この街には、横浜F・マリノスがある。”のフラッグ。
「喫茶ムー」も閉店したみたい。金崎夢生(むう、サッカー選手)を思い出す。
ホームタウン気分で歩き慣れたルートで移動します。駅のホームにはまりん。地下通路にもはまりんがたくさん。はまりんが四角くなったお客様アンケートの回収箱。
単管バリケード、パンダとたぬきと…黄色いのはトラだけどピンクは何だろう?と後で調べたらクマだった。クマ感があまり無いけれどかわいいのはかわいい。
JRに乗り換え。関内駅にベイスターズの大きいヘルメットが付いているのを今頃気付く。
山手駅で下車。このあたりはホーム感が薄れて緊張。
Googleマップに従って歩くとかなり遠回り?あとで別のルートのほうが歩きやすかった事に気付きますが、無事に「ON THE DISH」に到着。こちらでのランチを予約していたのです。
窓の外をながめながら横並びで座る席に案内され、ここがよかったのでうれしい。たまに猫が通り過ぎました。
用意して下さったランチには感激!
・サラダはキヌアのタブレ(オーガニックキヌア、いんげん、きゅうり、パプリカ、赤玉ねぎ、ミント)
・人参と柿のラペと緑のサラダ
・パン(厚切りcottonをハーフ&ハーフ、チーズ&RAVIDA&マルドンの塩と、バター&高橋長峰さんのカラスザンショウの蜂蜜)
・ポトフ(森守さんの野生の猪ソーセージ、玉ねぎ、人参、セロリ、れんこん、旬の芋(京芋・海老芋・八つ頭)、にんにく、ローリエ、イタリアンパセリ、オレガノ、ローズマリー、レモングラス、クローブ、黒こしょう)
…使っているものをすべて書いて下さっているのがうれしい。
そしてnemuri coffee。こちらのお店を知ったきっかけはnemuriさんがきっかけでした。
ゆっくりとおいしさを堪能した後はお買い物も。
買ったのはnemuri coffeeの聖夜のグアテマラと黒糖胡桃カンパーニュ。明日もまだ旅の途中なのでどんっと買いたいところを我慢。でも既にパンの在庫は僅か。
「ON THE DISH」を出て駅まで歩いている途中で遭遇したパンダの”とまれ”。これを見ると嬉しくなるのです。
いいお店だったなあとぼんやりしながら山手駅。
ふと思い付き、「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地をちらっと見学に。平匡さんが住んでいるマンションです。テレビで見たまんまの光景がそこにあって感激!
横浜はわりとドラマのロケ地で使われているので、ロケ地めぐり中心の旅も楽しそう。ドラマや映画によっては公式でロケ地を案内していたりも!
マンション付近を少しながめてからこのあたりを後にし(この界隈は他に用事はなかった)、夕飯の頃まではまだ時間があるので買い物や普段しないような観光を。
「有隣堂 伊勢佐木町本店」で買ったのは「マチボン」。特集は”横浜のパン屋”でした。本屋さんに寄るだなんて普段の外出のようですが、私たちは旅先でも行きがち。
そして「崎陽軒 伊勢佐木モール店」へ。これはこの旅で買う事にしていた”シウマイ年賀状”。年賀状一枚がこの当時だと52円だというのに、これは一枚620円。”昔ながらのシウマイ 15個入一箱”との引換券付きの年賀状で、受け取った方は下部のシウマイ引換券を対象店に持っていくと受け取れるのです。
絵柄は三種あり、横浜風景(横浜みなとみらい21と富士山・文章付き)、干支(酉・文章付き)、無地。その中から横浜風景を。関東方面によく行かれる方宛に使ってみました。
送る側は年賀状を切り離したもう一方が応募はがきになっており、神戸牛や瀬戸内ジェラート詰合せ、崎陽軒本店・戸塚崎陽軒共通お食事1万円、横濱月餅が当選するかも?という企画。
そして私が欲しかったのは”シウマイ年賀状”を五枚買うともらえるA5サイズのクリアファイル。それがシウマイ弁当のデザインなのです。表が包装紙のデザイン、裏側がシウマイ弁当!シウマイ弁当が大好きで崎陽軒がマリノスのスポンサーという事もあったりで、高額なクリアファイルとなったけれど買うべきだし買って良かったです。
マリンタワーはウィンターイルミネーション真っ只中。17時からはキラキラとした点灯を楽しめるようになっています。久しぶりに上に行ってみる事にしました。
17時過ぎの空、まだオレンジの部分が残っていてきれい。もう少し早く来ていれば富士山も見えたかも?
ランドマークタワーやコスモワールドもくっきり。
ホテルの部屋から見えている大さん橋と氷川丸の夜の光景。
そしてベイブリッジ。この方向にスカイツリーも見えるようだけどわからない。
ぐるぐると360°の景色をながめているうちに空は真っ暗。
こういうタワーにはよくある、床が透明になっているところ。下のほうが見えていて106mほどのマリンタワーでさえ高所が苦手な私は近づけません。
横山剣さんがマリンタワーの名誉館長だったとこの日に知りました。CrazyKenBandとコラボしたビアガーデンなどされていた様子。
山下清さんのモザイク壁画は横浜開港100周年を記念して1961年に掲げられたもの。”横浜の今昔”、1961年の横浜と、それより100年前の開港当時の横浜。
マリンタワーのリーフレットとチケット。どの方向に何が見えるかの説明もされています。2019年4月から一時休館され、改修工事を経て2022年4月に再開予定。
18時過ぎ、夕飯は「Cafe de Lento」へ。下北沢にあった「CICOUTE CAFE」の堀川さんや牧内さんが2014年に始められ、ずっと来たかったのです。
いただいたのはニース風サラダとライ麦パンのセット。ライ麦パンはハムチーズサンドとバターはちみつを一つずつ選び、分けました。ニース風サラダは「CICOUTE CAFE」でもいただいた思い出のメニューです。
最後にコーヒーをいただき、残っていたバターはちみつのライ麦パンとともに。
ビーフシチューも食べてみたいですが次の楽しみにしておきます。
下北沢と元町のどちらも遠いのに、なぜか元町だと近くなったような気がしてうれしくなりました。横浜でゆっくりと過ごせる時には必ず寄りたい。
元町ショッピングストリートのクリスマスイルミネーション。
移動して伊勢佐木町の”イセザキ☆ライト”。この時期はあちこちがきれい。
伊勢佐木町に移動したのはさらなる飲食。お米も好きなのに朝、昼、夜の三食がパンはどうなのだろう、お米と出汁も口にしたいなあという事で「野毛おでん」に来ました。
蕪の絵柄は創業者の蕪山鉄五郎さんの”蕪”なのでしょう。鉄五郎さんが1903年に野毛で屋台を始めたところから1913年にはこちらの場所に開店。
蕪のロゴを使った茶筒やコースター、包装紙、徳利とお猪口、色々なデザインの湯呑みがディスプレイされています。
少し順番を待ち、カウンターに案内されました。
私は既に腹八分目ほどになっており、ただお米と出汁を少し摂取したい感じ。夫はまだまだ食べられるとの事で、夫が食べるものを少しもらうという体勢に。…と言いながらもお酒も少しいただきました。
お酒は灘の櫻正宗。おでんは大根、ふくろ(10種類の具材が油揚げの中に入っている)、玉子、キャベツ巻(鶏のひき肉をまいたロールキャベツ風)。そして〆に茶飯。
普段、大阪でいただくような気楽なお値段のおでんではないので、二軒目で軽く来るのにちょうどよかったかも?
ステッカーと箸袋をいただきました。
「野毛おでん」を出て少し歩くと「多恋人」の輝くネオンが見えた!そう、”タレント”です。こういうの、好きだ。
まだ21時前。でもどこかでお茶をしたりするお腹の余裕はありません。散歩しながらバス停まで歩き、ホテル近くまで戻る事にしました。
横浜ランドマークタワーがちらっと。大野くんが主演だった「世界一難しい恋」では鮫島ホテルズの本社(大野くんが鮫島社長役)。これはロケ地めぐりというよりながめただけ。
中華街付近でバスを降り、少し歩いたところにあった「世界チャンピオンの肉まん 皇朝」で夫は豚まんを購入。よく食べますよね…。おいしかったそうです。
この後はホテルの部屋に戻ってゆっくりと休みました。旅の最終日は鎌倉に行く事が決定!鎌倉に行くと散財が激しくなるので急に決めた旅としては行ってはいけない危険な街なのだけど、せっかくこっち方面に来ているのだから寄ってみる事にしました。
(2020.10.12 更新)

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