2016.12.9−11 東京・横浜・鎌倉

二年前に行った”Yokohama F・Marinos Night vol.1” 、vol.2は行かなかったけれど、今回は中心となってやっているパンゾー(小林祐三選手)がチームを戦力外となってしまったのです。これは行かねば!…とチケットを申し込み、無事に当選。
この年は関東に行ってなかったのもあり、横浜だけでなく東京と鎌倉にも行った旅です。

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12/9(金)。5時に起床、洗濯を部屋に干して出発です。空はまだ暗い。
最寄りのバス停から地下鉄の駅に向かうバスは少ない時間、タクシーで新大阪に向かいます。7時には新幹線に乗っており、新大阪駅で買った玉子焼きサンドを分けました。モーニングは東京で食べるので、今は軽めにお腹に入れておきます。
富士山に近付くと起きるようにアラームをセットしており、眠くても起きます。今回は頭の方が雲で隠れていましたが、まずまずのながめ。通り過ぎてもふり返りながら覗き、違った角度からも楽しみます。
東京駅に着いたらまず荷物をコインロッカーへ。
丸の内駅舎のドームレリーフを軽めにながめ、東京メトロの24時間券を買って移動をします。
築地駅のモザイクタイル画、隅田川と勝どき橋。
築地市場が豊洲市場に移る前に「珈琲店 愛養」にもう一度行っておきたくて早起きを頑張りました。頻繁に関東に行けるわけではないし、日祝休み、3:30~昼過ぎという営業時間は旅と合わせて来るのはなかなかきびしいのです。
夫は初来店。今回もミルクコーヒーとトーストをいただきました。グラスに入った店名や、ジャムとバターが半分ずつ、そしてカットしてあるのがうれしい。
今思うともっと行っておけばよかったなあと思います。
2018年10月6日に閉店、現在は豊洲で「天ぷら 愛養」をされており、いつか行ってみたい。
停車されているターレにこっそりと乗った過去を思い出す(運転はしていない)。
場外の「喫茶マコ」はママと縁があったお若い方が継ぎ、現在も営業されている様子。
築地で見かけたキリン一番搾り”横浜づくり”の看板ツートップ、ニノと松潤から、移動をして表参道「JCB」のニノの看板。
スパイラルビルの5階にこの年の7月にオープンしたmina perhonenの新店舗「Call」へ。まずはカフェの「家と庭」の入り口で名前を書き、しばらく待ちます。
混んでいるのではないかと11時の開店からすぐに来たけれど、既に席が埋まっており、しばらくフロアを楽しみます。洋服、家具、雑貨、食材など待ち時間が苦になりません。
エレベーターを降りたところのエントランスにはストックホルムのイラストレーター、ヘニング・トロールべック氏による手描きの作品とtambourineのタイル。
「Call」という店名は二つの意味が込められていて、”呼び寄せるように集めたものを紹介する場所”、”『creation-all』というたくさんのプロフェッショナルと一緒にものをつくり、紹介する場所にしていきたい”という事だそうです。
あまり待たずに席に着けました。
カウンターで注文をし、できあがったら持って来ていただけます。席の札は”ie”。この日のランチはスープセット。
私は赤のスープ(具だくさんミネストローネ)、夫は白のスープ(チキンとマッシュルームのクリームスープ)。それにパンと飲み物が付いています。
頭上にはmina perhonenのテキスタイルを使ったドーム状の天井。以前あったレストランの天井をそのまま活かしてらっしゃるのだとか。
店内の至る所が気になって観察してしまう。店内は16席ほど、テラス席もあります。
関西にもmina perhonenを堪能できるカフェがあるといいのですが…。
飲み物はコーヒーを、デザートにレアチーズ ルバーブのジャム 自家製グラノーラのデザートを分けました。
パンが包んであった紙。パンは「宗像堂」のものです。
トイレの扉に描かれた絵。男性のほうには帽子とヒゲが付けてあり、サンタさん仕様。もうすぐクリスマスだからですね。
トイレの中もいちいち気になります。「Call」のロゴと同じ形の鏡、壁画。
「家と庭」を出てフロアの各店舗を見ていると皆川さんと遭遇。
マスキングテープを二種買いました。「Call」のロゴの形が大小並んでいるシンプルなもので、来た記念の小さい買い物やちょっとしたおみやげに最適。
なんとなくいただいた”SPIRAL PAPER”にスパイラルビルにある飲食店が色をテーマに冬のおもてなしレシピを紹介されていました。
その中には”紫”をテーマに「家と庭」の”すみれチップス”が。三種のじゃがいもを使ってらっしゃり、店内でも期間限定でいただけたようです。
中目黒に移動。横浜に向かうまでまだ時間があるので、ギリギリまで東京で過ごします。
先ほどまでは私の楽しみに付き合ってもらったので、こちらでは夫のお楽しみを中心に。「1LDK」、「vendor」で洋服や靴などを。先月のチケット当選で急遽決めた旅なのもあり、大きな買い物は控える事にしています。
映画「怒り」で出て来たカフェ「FRAMES」。ドラマ「重版出来!」でも登場、綾野剛さんやオダギリジョーさんが来ているなら寄るべきだけどお腹がいっぱいで断念。
銀座に移動し、「ソニービル」へ。”It's a Sony展”のPart-1を観にきました。
翌年の4月1日から「ソニービル」の解体が始まり、2018年の夏には「銀座ソニーパーク」が誕生します。
「POPEYE」ゆかりのゲストたちのMy Favoriteなソニーのアイテムが展示されていたり、”SONY”のロゴのベンチがあったり。エントランスから楽しくてなかなか進めません。全部を撮影したいところをこらえて思い入れのあるものだけに抑えました。フロアを上下にあちこち行き来していたので行かれた方がおられたら順序が色々で変かもです。
ロボティクスコーナーではAIBOや二足歩行QRIOや。2001年に生まれたAIBOがかわいいデザインになっていて今更欲しくなってしまいます。
PS oneは従来のPlayStationより小型になったもの、液晶付きのPS one。ゲーム関係はNintendo!って時期だったので見向きもしていなかったけれど、携帯ゲーム機好きとしては改めて見ると欲しくなってしまうなあ。
PlayStation関係の展示付近にはコントローラーの◯×△□になっている!
My First Sonyという1980年代後半に出ていた子供用のおもちゃ家電もかわいいです。
携帯電話の数々。1989年のソニー初の携帯電話も展示されています。ソニー・エリクソン時代の着せ替えできるものは使っていたので懐かしい。
MSXの中でもHB-101は赤色がかわいい。後にMy First Sonyなどに使われていく赤。
コンポのリバティ、LBT-V715!持っていました。
こうやって並んでいるとやはりカセットテープはかわいい。特にソニーのものはシンプルなデザインで好きだったなあ。
ウォークマンも持っていたものがいくつか展示されていました。
Jリーグタイアップのウォークマンはレイソル、レッズ、ガンバのものが。ビーンズウォークマンも懐かしい。モノラルスピーカー付きなのです。
ポータブルLPプレイヤー、フラミンゴ。
若い方は知らないかもだけどトライジーというラテカセ。部屋に自分のテレビが無かった頃に使用していました。
1950年代のプロモーション用キャラクター、ソニー坊やのコーナー。人形やのれんをくぐっているソニー坊や、ハンカチ、急須、湯呑みなど1960年代頃まで使われていたようです。漫画家の岡部冬彦さんが週刊朝日で連載をしていた”アッちゃん”から生まれたそうです。
真ん中のグリーンのラジオ、TR-55は日本で最初のトランジスタラジオ。箱のデザインもかっこいい。その左のラジオは前面の格子形状で”国連ビル”という愛称が。初夏の気温でキャビネットが変形して売り物にならなかったため幻のラジオ、この失敗から材料研究を本格的に始めてTR-55が生まれました。右のものはトランジスタ。箱に入って売られていたのか。
1957年当時には世界最小だったトランジスタラジオ。”ポケッタブル”という言葉をこの作品で考え出してキャッチフレーズに。
1958年当時の世界最小のAMポケッタブルラジオと1959年の年賀状。
1981年に導入された三宅一生デザインの作業着。袖をファスナーで取り外すことができて夏冬兼用。
子供の頃に実家で目にしていた懐かしい製品から、大人になって行く間に買ってもらったり小遣いで買った製品が多々展示されており、その頃の事を思い出したりもして胸が苦しくなったりもしました。
上のフロアにはソニーパークのイメージ模型が展示されていたり、”ソニーパークは、どんな場所になってほしいですか?”という質問の答を来場者が付箋に書いて壁に貼っていたり。
ソニービルの地下にある藤原ヒロシがディレクションするコンセプトショップ「THE PARK・ING GINZA」とソニーのコラボグッズ。”70 50”というのはこの年はソニー創業70年、ソニービル誕生50年という節目の数字。
歴代プロダクトのガチャガチャがあったのでやってみたら、1979年のウォークマン TPS-L2が出て来ました。他はトランジスタラジオ(1955)、ソニービル(1966)、カセットテープ(1978)、パーソナルコンピューター(1984)、モニターヘッドホン(1985)が。
ガチャガチャで出たラバーストラップ、もらったステッカー。
フライヤーとカード、そして壁に貼る付箋を数枚もらいました。フリーペーパーの”GINZA SONY PARK PROJECT THE Journal”のvol.02とvol.03を。
”It's a Sony展”のPart-1は2016年11月12日から2017年2月12日まで、Part-2は2017年2月17日から3月31日まで。Part-2も行きたいけれどどうだろう?
東京での時間はまだある、って事で「ファミリア銀座本店」へ。朝ドラ「べっぴんさん」の放送に合わせて”ファミリアの軌跡展”をされていたので寄ってみました。
ファミリアの創業者、坂野惇子さんは子グマが好きで、キャラクターのファミちゃんとリアちゃんは1951年に誕生。フロアには歴代のぬいぐるみが並んでいます。
2016年9月21日から2017年5月7日までの期間中に、”手刺繍・ドレス”、”あかちゃんへの愛情”、”ファミちゃん”、”デニムバッグ”、”ファミリアチェック”と5つのテーマで期間を分けて展示されており、この時は”ファミちゃん”。私もクマのキャラクターが好きなのでちょうどよかった!
1950年から60年のコグマが描かれた洋服色々。イカリマークにたくさんのコグマ、大人用を再販してほしいほどのかわいさ。
1982年のパジャマや、ファミちゃんとリアちゃんのグッズ、ボタンがコグマの顔になっている1990年代の洋服など”アンティークのファミちゃん”として一階のフロアから階段を使って過去の洋服やグッズがたくさん展示されています。
この時の季節に合わせて洋服とともにクリスマスの飾りもされています。
年代不明の赤いベストが太鼓を叩いているコグマでなんともかわいかったのです。
私が生まれる前のハンカチや時計など色褪せ具合もよかった。”ファミリア・ソング”、どんな曲なのだろう。
クマ仲間のアライグマのビリーちゃんもいます。
ファミちゃんが描かれている様子を動画で紹介。
1970年代から工場生産のぬいぐるみが誕生、それまでは手作業でひとつひとつ作ってらしたのだとか。
「ファミリア」の歴史が分かる表。知らない事が多々あり、これを見ておく事で朝ドラをさらに楽しめそうです。
1982年の青、緑、赤の色違いのワンピース。
私が子供の頃には従兄弟のおさがりを中心に着ていたし、近場では手に入らない。当時にこんなかわいいものが存在していたのか…!と少しショックを受けたりも。同級生でも着ている子は存在していなかったと思います。都会の子や今の子達はおしゃれができてうらやましい。
鹿児島睦さんが2015年にライブペイントされた作品を見る事もできました。
こちらの店舗は2020年2月29日に閉店され、神戸の店舗が本店(2018年に元町からジーニアスギャラリーがあった場所に移転)になったようです。
展示の限定商品がいくつかあった中で、デニムバッグが小さくなったストラップを選びました。手刺繍で作られています。ファミリアチェックバージョン。
あと少し銀座をぶらぶら。
サトちゃんもクリスマス仕様。
丸源ビルの”源”を見ると源ちゃん(星野)を思い出すようになるとは。
東京を離れる前に喫茶休憩、「銀座ウエスト」へ。
猪熊さん(弦一郎)のリトグラフ作品が見えやすい席に座れました。
二人ともブレンドコーヒーを。コーヒーのおともはトーストハムサンドにしました。トーストされたパンにソテーされた分厚いハムが挟まっていておいしいのです。
後半はレモンを搾っていただきます。
甘いものもいただきたい気分になりましたが、時間とお腹に余裕がなくてまた次の楽しみにしましょう。
”グランスタふくらむ”、ふくらむちゃん!東京駅から横浜に移動。
真っ暗ですがまだ18時前、ホテルに荷物を預けてホールに向かいます。
場所は前回と同じ「横浜BAY HALL」。vol.1は余裕でチケットを取れて早い整理番号だったりしたけれど今回はそんなにいい番号でなく。前で楽しみたいわけでないし、前が見えやすい段差の最前列が希望なのでヒヤヒヤしながら並びました。
18時半に開場。選手(若手)からラバー&サイリウムブレスレットを受け取ったり、ハイタッチをして入るというのとか初回時には無かったなあ。
そして無事に希望場所に近いところをキープ。柱で視界が少し悪いけれどまあいいです。三時間近く立ちっぱなしなので疲れたら寄り掛れるような手すりが必要なのです。
ドリンクコーナーにも選手達(中堅)が。勇蔵(栗原)やひょうさん(兵藤)の姿が見える。写真撮影もできるようなのでドキドキしながら各々向かいました。
勇蔵からドリンクを受け取ってから勇蔵のみの撮影、そして一緒にも撮りました(恥ずかしいので私の顔はカットで)。iPhoneを渡して撮ってくれる、それも緊張。
19時スタート。オープニングは”Cay☆Bow(富樫・喜田のケイマンとキーボー)”。パンゾーからレクチャーを受けたそうです。
元マリノス、この年にはジェフにいた比嘉が飛び入り出演(現在は引退)。
マリノスの選手達も少しずつステージに現れます。
次はゲストDJのTJOさん。マリノスコールのサンプリングだったりこの日のために仕込んでくれたらしい。客層に合わせて盛り上げてくれました。
TJOさんからパンゾーに送るチューンは”What We Started”。あ、ステージに学(齋藤)が現れて喜ぶ会場(その後色々とあって今では考えられない光景)。
そしてパンゾー。チームから戦力外を言い渡されたというのにサポーターのためにマリノスナイトをやってくれるだなんて…。
サポーターから、「来年も右サイドにいてほしい!」と声があがったら、「(マリノスの)上の人に言ってくれる?」という返しも。
途中、TJOさんとB2B。
パンゾーがマリノスに来てくれたおかげでサッカー×音楽の楽しいイベントが生まれ、二回も参加する事ができてよかったです。
ダンスパフォーマンスの時間も。MINMIの曲に合わせて踊る選手達。
約一名、練習時に負傷。天皇杯の準々決勝が控えているというのに!
プレゼントコーナーがあったり、パンゾーに向けての感動的な映像が流れたり(くるりのワンダーフォーゲルに乗せて)。パンゾー、五年間ありがとう!
楽しい夜でした。試合で横浜に行かなかった年なのに、こういう形で来る事になるとは。
ブレスレットと即完売になったチケット。
貯木場前のバス停まで歩き、桜木町駅までバス移動。
野毛中央通りの入り口や、ハーモニカ横丁付近を通り、かなり遅い夕飯を食べに行きます。
「中華料理 大吉亭」に来ました。まずはビール。入店が23時前だったけど翌朝3時まで開いているので安心。…と言っても今朝は早起きしたし、翌日を楽しむためにも早めに寝たほうがいい。だーっと注文をして食べまくります。
コーンスープ、野菜炒め。こちらを知った記事のおすすめに従う注文。
思っていたより量が多かったからあげ、キムチチャーハン。はー、お腹いっぱい。
一時間も滞在していなかったけれど大満足の私たち。早い時間にまた来たい。
視野に入った気になる看板「赤いチョッキ」。
帰りはタクシーに乗りました。この日の始まりと最後はタクシーで。
夫がコンビニに行くというのでホテルの手前で下車。マリンタワーはまだ輝いています。
この旅は「ホテルモントレ横浜」で二泊します。老朽化のために建て替えをされる事になり2020年5月31日で一旦営業終了、2024年4月の完成を目指しておられるようです。
旅の予定はあまり考えておらず、「明日のモーニングはどうしよう?」なんて話しながら寝てしまいました。
(2020.10.12 更新)

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