22 / 23 / 24

       
9/24(土)。チェックアウト。少しの間、フロントで荷物を預かってもらいます。
「シクロシティ」が日本初のバイクシェアリング事業を富山で始めたのは2010年。
駅前の時計のデザインは立山連峰をイメージしているのかな。向こうにデ7000形7013。
前日とは違う角度から「TOYAMAキラリ」。
マンホールは富山市の草花、あざみ。あざみの根は薬用にもなり、富山の薬とのつながりを感じます。
もうひとつは立山と雪、受枠にあざみ。
「珈琲駅 ブルートレイン」には前日に行ったので今日のモーニングは「純喫茶 ツタヤ」に行ってみます。店の前にちらりとジャワ島の影絵、ワヤン・クリ。
1923年に創業、空襲で焼失し、戦後に再建、2010年に再開発でビルが取り壊された後、2012年にリニューアルオープン、以前の店名は「ツタヤコーヒー店」でした。
三種あるモーニングの中からブランチセットを。ツタヤブレンド、半トースト、たまご料理とベーコンとサラダのモーニングプレート。
マッチをいただきました。
富山駅方面に戻り、しばらく時間をつぶします。デ8000形8001。
こども110番の家、立山くん!富山県警のシンボルマスコットで、富山出身の藤子不二雄A先生がデザイン。”立山のように凛々しく、頼もしく、爽やかで、そして親しみと優しさを持つ警察官”、だそう。
「カターレローソン」を発見。カターレ富山を応援するローソンで、富山市内に三店ほどあるみたい。
「富山地鉄ゴールデンボウル」、10時の開店を待っています。ボウリングをするわけではないけれどせっかく富山に来たから寄っておきたいのです。
開店当時からある屋上のピンは2010年に屋外広告物条例で高さが抵触するようになった事と劣化で撤去、現在は入り口のボール横に新たなピンが設置されているそう。
1972年にオープン、なんと前日の9/23が開店記念日でした。県内で一番古く、全60レーンで県内最大。
すぐそばには富山地鉄の本社ビルがあります。
見学だけでも入れてもらえてよかった。この懐かしい感じの光景をながめたかったのです。施設内には「喫茶ゴールド」があり、そちらも良さそう。次回には行ってみたい。
デ9000形 CENTRAMの9001。前日に遭遇したのは9002で銀色、これは白色です。9003の黒色にも会いたかった!
ホテルで荷物を受け取ってバタバタと富山駅へ。「富山地鉄ゴールデンボウル」が10時オープンで乗る電車が10:28発というのは無理があったかも。
時間をつぶしている間に自宅用に購入した白とろろ。”おむすび・おすましに”と書かれているシールも良いです。
20分ほどの乗車ですが、再び北陸新幹線に乗車します。
10:47に金沢着。Pepperくんが駅員さんになっていました。福井や富山とは明らかに様子が違い賑わっている!
北鉄バス1日フリー乗車券を買ってバス移動。
金沢に来たらやはり行きたい「第7ギョーザの店」。四連休を取っている人が多かったり、土曜という事もありかなり待っているお客さんが多い。街の中心から離れているだけに諦めるのはもったいない、待ちます。
トイレに行きがてらあちこちを見学。二階には有料の個室も。いつかここで食べてみたいなあ。
そして席に着けたのは金沢に到着してから約二時間後。
お店の方が餃子をお皿に乗せている様子をながめつつ、ホワイト餃子定食を。私は中、夫は大です。もっちりした餃子を10個というのは厳しくなってきたけれどおいしい。
金沢の中心に戻って来ました。「芝寿し」のおはぎのマリちゃん、近江町市場でいつも気になる「天狗中田」。どちらも暑くなければ買って帰りたい。
”とり野菜みそ”のラッピングバスが!思わず撮影。関西でも買えるようになってうれしい。
金沢ではこれと言った予定が無くのんびりしています。
ホワイト餃子に続き、金沢に来たら寄っておきたい場所のひとつ「東出珈琲店」で休憩をする事にしました。今まで来た時には感じなかった混み具合でびっくり。
東出ブレンドとプリンをいただきます。プリンは分けました。私がこちらに来た時の定番の組み合わせ。
金沢の賑わいは北陸新幹線の開業がきっかけなのでしょう。街だけでなく、バスの中も人が多いのと暑いのとでまいっています(22日は25℃、23日は20℃、今日は初日と同じ25℃だけど太陽が出ているからか暑く感じる)。
金沢駅でサンダーバードに乗り換えて帰る、というのでせっかくなので下車して好きな場所に寄れれば…と思っていたけれど予想以上に動けない感じです。
あ!馳のポスター。金沢出身だものなあ。プロレスラー時代を知る者としては政治家としての馳には違和感。
自転車ナビマークは大きめでカゴ付き自転車。
この年にオープンした「BNFM(But Not For Me)」に寄ってみました。1928年に建てられた登録有形文化財のビル。
一階に入っている「銀(SHiROGANE)」、和と洋が合わさった素敵でおいしそうな和菓子。この気温の中を持ち歩くのは危険かなあと諦めて見学のみ。
一階は他に雑貨と花屋、二階は写真スタジオとデザインオフィスというお店になっています。
ショップカードをいただきました。
久しぶりに「純喫茶ローレンス」に行こう!、と向かったのですが、開いている時間のはずが開いていない。
そこで「金沢21世紀美術館」に行く事にしました。
が…、美術館にも人が溢れている!チケットを買うのにも時間がかかりそうな長蛇の列になっており、有料の展示は諦めて無料で楽しめる場所でくつろぐ事にしました。
金沢で行ってみたいところを調べてまで動く気力が無く、知っている範囲で、しかもあまり動かないように時間をつぶしたかったのです。帰りの電車の時間変更ができればこのまま大阪に戻るのですが、行き帰りの電車は変更ができないのです。
”レアンドロのプール”は上からながめるのみ。中に入るのは有料ゾーン。前にプールの中に入ったのは2010年だし、長く堪能していない事が後で発覚。
このあたりは空いていた、”ラビットチェア”。美術館を設計したSANAAの作品。過去に購入を考えた事があるけれど、たくさん並んでいる光景が良いのですよね。
”タレルの部屋”にも代わる代わる見学や座って過ごす人がやって来ます。
私たちはひたすら流れる雲を作品のようにながめてぼんやり。
マイケル・リンの壁画前も休みながら鑑賞できるスポット。
このロッキングチェアはマイケル・リンとSANAAのコラボ作品。
もちろん、展示も観ました。
”SUPERFLEX One Year Project ― THE LIQUID STATE / 液相”、美術館の建物を微生物を培養するシャーレに見立てた展示。
ヤン・ファーブルの”雲を測る男”をながめて美術館を後にします。
たぬきの単管バリケード。「純喫茶ローレンス」に電話をしてみたら開いてた!
途中の道にあった事務用品の店「大気堂」のショーウィンドウが楽しい。展示をされている方が文房具好きなんだろうなあというのがわかる展示。
「純喫茶ローレンス」に到着。この時、16時半。金沢発のサンダーバードの時間が19:47。三時間以上あるけれど、それまでこちらでくつろいでいたい気分です。
先ほど電話をしたからか予約席のプレートが。予約をしたわけではないのに申し訳なく思っていたら、ひっきりなしにお客さんが来られる時間帯があり納得。
以前に来た時とは違う賑わいに驚きつつ、夫はスペシャルホットコーヒー、私はアイスハーブミルクティー。カントリーマアムにチョコパイにおまけのお菓子が盛り沢山。
初めて来た時にはお客さんが僅かな時間帯で、オーナーさんとの話が終わりそうにないぐらいに長く続いてドキドキしたのを思い出しました。今日はお忙しそう。
若いお客さんが多くなったのに戸惑いながらもいい時間を過ごせました。今はお店を開けてらっしゃる時間が短いようで、長居せずに辞去。また来れますように。
兼六園の霞ヶ池、ことじ灯籠の角型消火栓蓋。明るい時間だともっときれいに撮れたかも。
バスで金沢駅に移動、駅の中にあるお土産屋さんやスーパーを覗いたりして買い物を。
しばらく来ていない間に現れた”ひゃくまんさん”。北陸新幹線の金沢駅開業をPRするために作られたそうです。”加賀八幡起上り”がモチーフ。
私たちが好きなのはこちら、ポストの上に凛々しく立っている”郵太郎”。彼も北陸新幹線金沢開業に合わせて新デザインが生まれたり…でもこっちのほうがいいです。
まだ19時前、駅周辺で座れるところを探し、ポケモンGOをして過ごす…(このころはやっていた)。旅先で何をしているんだかって感じですね。人酔いで疲れています。
あとはロッカーから荷物を出してホームでサンダーバード46号を待機。やっと電車に乗れるー。大阪駅には22:30に到着します。
「ちくは寿司」で夕飯を買うつもりが向かう元気が無かったので駅で購入したおにぎりとからあげを。私は梅むすびと焼きたらこむすび、夫は豚肉アスパラチーズむすびと辛子明太子むすび。ペットボトルの加賀棒茶とともに。「ちくは寿司」…この旅の翌年の4月で閉店されたようで、頑張って行けばよかった!と後悔。たこワサマヨとか好きでした。
そして「豆餅すゞめ」の塩豆大福を食後に。駅周辺でおいしいものを買えてよかったです。
旅で買った自宅用の食べ物、飲み物。
金沢の賑わいは想定外だったので「金沢は無しにして福井の時間と富山の時間をもっと増やせばよかったよねえ」と帰りに話していましたが、今思うとたとえ暑さと人酔いで座り込んでばかりでも「第7ギョーザの店」や「東出珈琲店」、「純喫茶ローレンス」に行けたのはよかったです。
尻窄みな北陸旅行となりましたが金沢も好きな町なので、次は平日で人が少なめな時期や暑くない季節を選んで行きたいです。福井や富山も行き切れていない所が多いし、いつかリベンジしないとですね。
(2020.9.11 更新)

22 / 23 / 24

      

petit voyage topへ