2015.11.12−14 札幌へ

立て続けに旅をした夏、今年はもうおとなしくしておいた方がいいよねえ…とJリーグで横浜に行くのを諦めていたけれど、申し込んでいた嵐のコンサートが当選したという通知が来たのが9/28。札幌に行ける事になりました。
ツアーが決まった6月末の時点でホテルなど押さえていたとは言え、100%当選するわけでは無いので札幌の事を考えないように過ごしており、旅が決まった時の嬉しさは相当なものでしたよ。

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11/12(木)。朝7:30の大阪国際空港。いつの間にかマスコットができており、”そらやん”という名前(2018年春には関空、神戸の3空港共通マスコットに就任)。
飛行機に乗るのは三年ぶり。乗り慣れている人は興味が無いかもだけど、やはり窓側に座って外をながめたいのです。住まい近辺が見えたり、富士山も!
すっかり海外には行かなくなり、この先もきっと行かないだろうなあという今ですが、飛行機=札幌、札幌=嵐となってしまっています。嵐がCMをしているJALを選びました。
窓側で下界をながめるクセに飛行機にはなるべく乗りたくないってほど苦手で、緑茶をいただき、札幌の生きたい場所リストをながめながら気を紛らわす二時間弱。揺れるたびに緊張、耳抜きができないのも苦手な理由のひとつ。

空港から市内に行くのはバスを利用しました。ちょうど札幌ドームに着くバスがあるのです。
乗り場に並んでいるのはほぼ嵐ファン!ちょうど来たバスに乗ると夫とは並んで座れないほどの混み具合、かと言って次のバスを待っていると遅くなるので離れて乗り込みます。45分ほどの時間を無言で、しかも補助椅子だったから景色を見るわけにも行かずつらかった…。
青空と札幌ドームが美しい。グッズを買うために並び、一時間ほどで買えました。今日はコンサートが無くてグッズ販売のみの日だからまだ少ないほうなのです。
札幌といえばコンサドーレも。小野(伸二)と稲本(潤一)がいるだなんてすごいな!
ついついドームに併設されているコンサドーレのグッズ売り場を覗いてしまい、トートバッグと缶バッジを購入。缶バッジは選手の背番号になっていて、トートバッグのピッチ上に付けられるという仕組み。素晴らしい!マリノスでも作ってほしいほど。缶バッジは小野、稲本、そしてやはり河合(元マリノス)を選びました。
今回も、パンダの砂箱。まだ雪は降りそうにないので砂は置かれていません。
そして駅のそばにある「イトーヨーカドー福住店」は恒例の嵐だらけ。
嵐がCMをしているポスターが壁一面に貼られまくっており圧巻なのです。最近は五人でのCMだけでなく個人でのCMも増えて来たからポスターの種類が多い!
地下鉄東豊線で札幌駅方面へ。車両のドアに牧場とサイロのイラスト。
ホテルに荷物を預け、少し遅めの昼食を食べます。またもや「オリンピア」へ。
夫は初「オリンピア」。色々とリストアップしていたけれどホテルから歩いて行ける気楽さと、前回にナポリタンを食べたくなったのを思い出してこちらに来ました。後に予定が詰まっているのにこの時すでに14時前。札幌ドームでゆっくりとし過ぎたかも。
念願のナポリタンを注文してみたら…多い!もうひとつは前にもいただいたオリンピアセットでミートソースとサラダとサンドイッチのセット。これを分け合って食べました。助っ人がいるので心強いです。どちらもコーヒー付きで。
きっとまた次に札幌に来た時にも来るでしょう。ご飯ものも食べてみたい。
大阪のカニに見慣れているとちょっと違和感を感じてしまったり。

地下鉄とバスを乗り継いで向かった先はモエレ沼公園。
バス停からモエレ沼を渡り公園内に向かう道で気持ちが高まって早足に。日が沈みつつある16時という時間にも焦っています(焦りながらも数枚撮影)。
まずはガラスのピラミッド[HIDAMARI]を目指します。開いているのは17時までなので行っておかねば。
すぐそばには色づいたポプラ並木。
館内にはこの公園を設計したイサム・ノグチを紹介する映像や本が並んでいるギャラリーをはじめ、レストラン、ショップ、貸しスペースなどがあります。
夕方の景色を館内からながめつつ三フロアを歩きました。外から見える、建物に写る夕日もきれいだったでしょうね。
屋上からも景色をながめられる回路があります。
イサム・ノグチの遺作”オンファロス”。ギリシャ語で世界の中心という意味。2013年に寄贈されました。
16時をまわった公園内は人の気配がありません。公園は22時まで居られますが何も見えないほど暗くなりそう。
円状に植栽されたカラマツの林を散歩。
カラマツの林の中心にあるのは海の噴水。噴水を見られるのは4/29~10/20。
テトラマウンドはイサム・ノグチが手掛けたデトロイトの噴水を彷彿させます。
真っ白な半球形のミュージックシェルはコンサートなどパフォーマンスの舞台になっている巨大オブジェ。プレイマウンテンの石段に座ってステージを鑑賞できる位置。
薄暗くて視界が悪くなって来た16時半、モエレ山をしっかり眺めておきましょう。麓からの高さは52mとそんなに高く無い人工の山ですが、東区唯一の山。
時間短縮のため、夫が小走りで登ってくれました。頂上にいる夫、戻って来る夫。鳥目の私には見つけるのもギリギリです。また改めて早い時間に来て私も登りたい。
この時期は園内を便利に移動できるレンタサイクルも休業中。
チェックしていたバスの時間に間に合うよう、公園を後にします。
札幌の繁華街に戻って来ました。さっぽろテレビ塔、看板に”見える?”と書かれたメガネ屋さん。
夫が行きたかった洋服店「vendor」を覗いたり。
すすきのビルのNIKKA、キング・オブ・ブレンダーズ。1969年に設置されてから半世紀もの間交差点を見守っています。19世紀のイギリスでウイスキーブレンドの名人だったW・P・ローリー卿がモデル。
夕飯の予約をしている「GRIS」へ。地図を見ながらたどり着き、あれ?見覚えのあるお店が。「GRIS」の一階は前に来た事がある「FABcafe」でした。
「GRIS」はこのビルの四階。ビルに入ってすぐにいい店だというのが伝わって来て急な階段を上る足取りが軽やかになりました。
ビールがおいしい。薬用に水をいただいたのですが、そのグラスも素敵。
メニューには食べてみたいものが山のようにあって困る!まずは春巻き。
2014年の春にオープンされて、平日は15時から、日祝は13時から開いているので気楽にお昼から呑めるお店として行っている方が多いようです。内装から店内に置いてあるもののすべてに見とれてしまう。
グリの焼売は一個230円。ごろっと大きいサイズではあるけれど、一人二個でもよかったかなというおいしさです。
海苔とわさびの長芋のポテトサラダ、白ワインをグラスでいただき、揚げたしいたけと春菊のサラダ…ひとつひとつ丁寧に用意してくださるので立て続けにお腹に入れる事なくゆっくりとお腹が膨らんで行きます。
二世古っていう虻田郡のお酒を頼んでみました。軽やかでおいしい!お酒を入れて下さった徳利やお猪口もおしゃれでうれしい。
〆サバの燻製、焼さんまのせいろご飯。何を食べてもおいしかったのですが、このせいろご飯がとんでもなく好みで大満足でした。だしと煮かえしで炊いたご飯に皮目のみ焼いたさんまを乗せて蒸したもの。あおさのりラーメンも気になっていたけれどこれで終えます。
最後に出して下さったお茶もおいしかった。
もともと住居だった物件で今は使用されていないけれどお風呂もあるのだとか。
”トイレ”という文字もいいです。
尾瀬あきら先生のサインが!
仕切りがある奥のテーブルにはグループらしきお客さんがおられたのですが、にぎやかでなく、他のお客さんも静かな方が多くて終始穏やかに過ごせました。
気付いたら閉店一時間前。三時間ほどお店にいた事がびっくりです。
帰り際にお店のご夫妻と話してさらに「GRIS」が好きになりました。気持ちもお腹も満腹に。
通り道で気になったラーメン屋さんの看板。
「GRIS」から徒歩で10分ほど、前回の札幌の一人旅で来た「喫茶つばらつばら」で夜コーヒーをいただく事にしました。23時までの営業だった頃。
コーヒーは二人とも深煎りの”ごくり”を、チーズケーキは一つを分けました。
前回に伺ってから店主の出村さんとやりとりがあり、店内に”コーヒーとおともだち(私とBBが作っていた冊子)”を閲覧用で置いて下さっているのです。「嵐のコンサートが当選したら行きますね」と伝えていたので、三年ぶりに来る事ができました。
木版画家の北村太さんのポストカードを購入。これは「喫茶つばらつばら」のプリンアラモードかな。
ホテルは札幌駅から近い「京王プラザホテル札幌」。0時前には部屋に戻り、明日に備えて早く休みます。
旅のメインはコンサートだというのに、初日、しかも半日ほどで札幌の行きたかった場所を満喫し過ぎて胸がいっぱいの夜です。
(2020.6.9 更新)

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