2015.7.31−8.2 松本へ

若い頃には頻繁に行っていたのにご無沙汰していた松本。二年前に久しぶりに行き、やはり好きな町だと再確認ができました。
すぐにでもまた行きたい気持ちではあったけれど一年前は大阪への引っ越しがあったり年の終わりに立て続けに旅をしたりで二年ぶりの松本です。

7.31 / 8.1 / 8.2  ←数字をクリックするとその日に移動します。

       
7/31(金)。今回は大阪駅発で向かってみる事にしたので、駅近くの「パンデュース」でパンを買い、お弁当も買って8:57発の特急しなのに乗り込みます。
「淡路屋」の日本の朝食弁当、中にはおにぎり(ごま・梅)、鮭塩焼き、鶏旨煮、ひじき煮、だし巻き玉子、昆布巻き、焼板蒲鉾、味付け海苔。食べ終わった底にはまちがい探しが。おにぎりは梅のほうを私が食べて分けました。到着後にも色々と食べたいからここでは控えめに。
和(お弁当)と洋(パン)の2バージョンを食べて満足感を得たのは、松本に着くのが13時頃なのと、乗車時間が長いから。

前回は新大阪から名古屋までは新幹線、そこから特急しなので松本に行きましたが、今回は大阪から乗り換え無しで松本に行ける特急しなの。大阪発着の特急しなのは一日に一往復のみで、”東海道線の名阪特急”なんて言われたり常々興味があったのです。翌年のダイヤ改正で廃止になったので乗っておいてよかったです。
ただ、大阪から名古屋まで二時間少しかかります。新幹線だと一時間かかりません。でも時間に余裕のある人や電車が好きな人は普段から大阪名古屋間を特急しなので移動する人もおられるのだとか!
座りっぱなしで多少の疲れはありますが、乗り切った喜びに満たされて松本に到着。
二年前に来て知った”松本ぼんぼん”の提灯が駅にぶらさがっています。
松本おかみさん会による七夕人形が駅に飾られています。
駅を出たら迎えてくれる「久星(きゅうぼし)のかりんとう」。ボールを蹴っているのは二代目社長の子供時代。
遅めのお昼ご飯を食べようと思っていた「デリー」が閉まっている(この時はまだ正式な閉店ではなかった)!
カレーの口になっていたけれど近くの「野麦」へ。
この次に松本に来た際には行列ができていたから、するりと入店できたのは今思えば貴重でしたね。二人ともおいしいざるそばをいただきました。
地図を一切見なくても歩ける町。旅なのに帰って来た気持ちになれるのが不思議。横浜のホームタウン感とはまた違うのです。
次は「珈琲まるも」へ。
こちらも松本に来たら必ず寄りたい喫茶店。順調に好きな店での飲食を重ねて行きます。
夫はモンブランセットにコーヒー、私はコーヒーを単品で。モンブランは3分の1ほどもらいました。
立ち飲み屋さんの「8オンス」、その向かいには「松本ホテル花月」。ここ何回かの松本の旅はこちらに泊まっています。
駅から少し離れているけれど、ホテルまでの道中も楽しめるのでいい距離なのです。決して新しくないけれど気持ちよく過ごせます。
ホテルの部屋に荷物を置いて、再び散歩。
気になっていた古道具「燕」の前を通ったので覗いてみたけれどこの日はお休みだったのか。
今回も「甘味喫茶 塩川」へ。1933年創業なだけに、松本に来るたびに寄っておかなきゃという義務感があるのです。継ぐ人はいるのだろうか。
外の暑さを感じさせない店内。エアコンは無いけれど風が入ってとても涼しく、静けさも気持ちがいいのです。
私はクリームあんみつ、夫はクリームぜんざい。前回は完売で食べられなかったので久しぶりのクリームあんみつがうれしい。
さらに動きます。
目的地の途中にある「まつもと市民芸術館」、こちらは休憩とトイレスポットとして使わせてもらっているのです。
「Gargas」へ。長年お世話になっている幸枝さんご夫妻のお店。私はアイスのカフェオレ、夫はりんごジュース。暑さのせいでつい冷たいものを注文してしまう私たち。
二年前と同時期に来たのは「松本ぼんぼん」が楽しかったから、という”来松”の理由を話すと驚かれていました。
幸枝さんのご主人の熊谷俊行さんの木工作品を購入。白い小箱の中には切手が入っていました。私も切手入れにしてみよう。
「Gargas」からはまた散歩。好きな光景、好きな場所をなぞるように。二年のうちに変わっていないかと確認をしているようなところもあるのかも。

一旦ホテルに戻り、夫は「塩井乃湯」へ。以前から気になっていたけれど、この年の四月にNNNドキュメント「人生の湯 ~午後3時のしあわせ~」として放送されておりこの機会に行ったのです。銭湯なので中の画像は一切撮っていないけどいい銭湯だったとの事。私は暑さにまいって部屋で休憩しており、今になって思うのは私も銭湯に行けばよかったです。
20時前に「しづか」へ。あちこちで飲んだり食べたりしていたので少し遅めの夕飯スタート。
この年はまさかまさかの松本山雅がJ1に昇格していたので、飲んでやろうと山雅ビール。緑色…。気持ち的には普通のビールのほうがおいしく感じますね。
おでんの盛り合せ、とうもろこしの天ぷら。
地鶏の焼き鳥、〆は焼きおにぎりの青唐味噌。夫の〆はカレーでした。
三代澤本寿さんの暖簾とお店の方のきびきびとした接客を見ながらおいしいものを食べて。松本の夜は最高です。
「甘味喫茶 塩川」と同じように松本のこの界隈に古くからあるお店。松本の旅では欠かしたくない二店です。
私は食べないけれど、イナゴ、さざむし、はちのこなどの信州の珍味もあるのでご興味があればぜひ。
この日は満月。
「しづか」でいつもより軽めに済ませたのはもう一店行く予定だったから。あたりは灯りが消えて暗くなっているけれどまだ21時台。
「8オンス」で軽く飲んでつまんで。半分以上が常連さんで緊張したけれど楽しく過ごせました。すぐそばにホテルがあるので安心です。
(2020.4.29 更新)

7.31 / 8.1 / 8.2

      

petit voyage topへ