2015.4.24−26 白浜と田辺へ

昨年の12月は立て続けに旅をしていたというのにそこから四ヶ月空き、久しぶりの旅は和歌山。
双子の赤ちゃんパンダがちょうどいい大きさになっているのを見たかったのと、好きな街のひとつになった田辺の街でゆったりと過ごす二泊の旅。パンダや動物たちの画像と、昨年の田辺での日々の復習画像を並べただけのような旅日記です。

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4/24(金)。今回の白浜行きもパンダシートがある381系くろしお号を予約しました。もちろん、パンダシートがある車両です。
9:03、新大阪を出発。
パンダシートは記念撮影用。出発してすぐに座りに行く私たち。
381系くろしお号はこの年の10/30に引退。座り納めとなりました。
東に向かう時の朝ご飯で買いがちな「菊太屋米穀店」のだし巻き弁当を食べつつ、和歌山方面に向かいます。
のどかな風景や海をながめたり。天気が良かったので居眠りする間も無いぐらい、ぼんやりと車窓を楽しみました。
11時半過ぎに白浜着。白浜駅はパンダだらけなのですが、二年前に来た時以上に増えていますよ。
お祭りパンダ。
温泉パンダ、和歌山ラーメンパンダ、これは和歌山の果物や野菜を手にしている?パンダ。
安居の渡しパンダ、自転車に乗っているパンダ、クエ鍋パンダ。
アロハに麦わらパンダ、熊野古道の平安衣装パンダ…このキャラクターはいつのまに現れたのだろう。
パンダだけでなくペンギンもいますよ。柱部分のイラストはまた違う方の絵かな?イラストレーターの郷さとこさんによるペンギンは駅の壁や改札付近にいました。
2014年の10/24、25、26に”紀の国トレイナート号に乗って駅舎アートを愉しむ旅”というのをされており、イベント後にも白浜駅は郷さんのペンギンが迎えてくれます。
見老津駅では一月に恵文社でお会いしたイラストレーターの大神慶子さんが参加する岡山キャラバン隊が駅舎を喫茶にされていたそうです。
既に終わってしまったイベントだけどいただいたリーフレットを見ていると興味深い。2014年から毎年されています。
いつも謎の義務感で撮ってしまう駅長室のパンダ、窓ガラスのパンダ、そして改札には新たにパンダが増えています(なかなか改札から出られない…)。
そんな中、白浜温泉の看板の絵はあまり新しさが無くてこれもまたそそられます。
そろそろ「アドベンチャーワールド」に向かわねば。ホームには私たちのみ。
駅構内は来るたびに賑やかになっているけれど、駅周辺は来るたびに静かになっているのが残念だなあ。
切符を買ってバスに乗り込みます。
見慣れた景色を見ながら10分ほどバスに揺られ「アドベンチャーワールド」に到着。旅の荷物はコインロッカーに入れ、まずはパンダがいる場所へ。
まずは「PANDA LOVE」という施設。二年前に行った時の一ヶ月後にオープンした希少動物繁殖センター。屋内には2010年生まれの双子パンダがいます。
四年前と二年前に来ているので二頭の成長が感じられます。
見分け方は目の黒い部分の大きい方が海浜(兄)、小さい方が陽浜(妹)。
前に見た時は仕切り無しで二頭がたわむれているのを見ていたので、少しさびしい気もしたり…。
さて、赤ちゃんパンダに会いに行きます。
「PANDA LOVE」の施設からさらに奥のほうに移動したところ、「ブリーディングセンター」の屋内運動場に2014年12月2日生まれの桜浜(姉)と桃浜(妹)がいます。二頭とも寝ている…ふわふわしていて小さくてぬいぐるみみたい。
軽めに見て昼食に行こうと言っていたのに前から離れられないでいる私たち。しばらく見ていると桜浜が起きて動き始めました。
見分け方は耳がふさふさしていて目尻がはねている方が桜浜、桃浜は少し体がピンク色がかっています。
桃浜はあまり動かないので後でまた来ましょう。
見ている人が少なくてさびしそうに思えてしまう母パンダの良浜、屋外にいるのは父パンダの永明。「ブリーディングセンター」まわりをぐるっとまわって昼食を食べに行きます。
いくつかある店の中で選んだのは「丼亭」。容器の見た目で”パンダキッズ弁当”を注文しました。パンダのおにぎりにハンバーグ、エビフライなど子供が喜びそうな内容。
双子パンダを見に戻りたいところですが、少しより道。「ふれあいの里」にあるパン売り場にはいよかんメロンパン、双子パンダパンが並んでいます。
「ふれあい広場」ではコツメカワウソはエサをもらっているところでした。
「鳥の楽園」で出迎えてくれたのはベニコンゴウインコ。
寄り添っているゴシキセイガイインコ、表情がかわいいシロフクロウ。
エミューたち。すぐそばにはエサが変えるようになっており、自分であげられるようになっています。
マーラは芝生のあちこちで放されているので自由に近付くことができます。エサはエミューと共通、でも自分たちから寄ってこないタイプ。
ふと目をやるとエミューのそばにオスのクジャク!ふれあえる場と言ってもちょっとこわい…。羽を広げるタイミングには遭遇できませんでした。
アヒルとガチョウが散歩中。正面から向かってくるとつつかれそうでこわい。
「ふれあい広場」を軽めに楽しみ、赤ちゃんパンダのもとに戻ります。
桜浜も桃浜も起きている!桃浜が積極的に動いて桜浜にじゃれに行ったり、それに相手するように桜浜も一緒に遊んだり。ガラスに張り付いて見学しました。
木登りの様子を動画に録ってみました。
動いているのをただ見ているだけでも癒される…。
また少しパンダから離れて「海獣館」へ。ホッキョクグマのゴーゴは2015年3月に天王寺動物園から繁殖目的でやって来ました。落ち着かないのかずっとうろうろとしている。
空を飛んでいるようなペンギン。「海獣館」だけでなく「ペンギン王国」という施設にもペンギンがいるのですが、エンペラーペンギンはこちらだけで見られます。大きな背中!
そしてまた赤ちゃんパンダのところへ。そろそろ15時、公開時間が終わるのです。
遊び疲れたのか二頭とも少し眠そう。
スタッフの二人が迎えに来ました。眠りに入ろうとする二頭を抱きかかえる様子がなんともかわいい!私も抱っこしてみたいなあ…。
ガラス越しに見ている私たち客の前を端から回ってくれます。桜浜が正面に!
スタッフがパンダの手を持って振ってくれます。さようなら…。
見ているだけで幸せな気持ちになれる赤ちゃんパンダの見学時間は終了。次に来る時には大きく育っている事でしょう。
パンダとお別れした後は「ブリーディングセンター」の隣にある「ビッグオーシャン」へ慌てて向かい、15時からのマリンライブへ。一日三回されており最終の回。
イルカのショーは音楽も合わさって毎回感動してしまいます。平日だからか空席が目立っていたけれど、ずっと続けてほしい。
「ビッグオーシャン」を出てすぐのところにある「マリンブルー」でデニッシュパンダとコーヒーを購入。ちょっと焦げが目立つけれどおいしかった。
「アドベンチャーワールド」に来ると乗り物にはとりあえず乗ってみたいし、かぶり物もかぶっておきたくなるのです。
16時頃になると閉園時間が近付いて来たせいか園内が静かになってさびしい。
桜浜と桃浜の見分け方や成長の記録が書かれているボード。生後143日、桜浜は8350g、桃浜は8070g。
竹のにおいがするパンダのうんち。肉食のため腸が短く、食べた竹は二割程度しか消化できないとのこと。
赤ちゃんパンダがいた時にはにぎわっていた「ブリーディングセンター」が今はひっそり。
赤ちゃんパンダ目当てで来たけれど「ペンギン王国」にもかわいいのがいます。毛がもふもふしているヒナたちが!親より大きい状態なのですって。
ヒナに見入ってしまったので、小走りで突っ立っているようなペンギンたちの光景を楽しみ、「ペンギン王国」から出る事にします。”足もとにご注意”。
「PANDA LOVE」にも再び。さきほどは見る事ができなかった優浜が食事中。二年前に見た赤ちゃんパンダがこんなに大きくなりました。
「PANDA LOVE」のそばにはレッサーパンダがくるくると動いています。ジッとしないのでなかなか写真に撮れず、ギリギリまでねばりました。
PANDA BOOKとチケット、園内のパンフレットとレストランガイド、和歌山観光新聞の"和み旅"(中には和歌山情報も)…パンダだらけ!
入り口付近にいるメンフクロウ。ロッカーから荷物を出して白浜駅行きのバス乗り場へ。
夕方の白浜駅は来た時よりもさらに閑散としていました。
どっぷりとパンダモードでしたが、南方熊楠、植芝盛平、武蔵坊弁慶の街へ。白浜駅から紀伊田辺駅は15分ほどで移動できます。
ホテルにチェックイン、そして荷物を置きに。昨年に泊まった所と同じです。
途中にある「喫茶スコルピオ」。咲き乱れているモッコウバラ。
身軽になって夕飯を食べに出かけます。行く店は昨年と同じ所と決めているけれど、念のために”味光路イラストMAP"も一応持参。
”味光路”という名の通り、光の路がわくわくさせてくれます。大抵の飲み屋街は高級そうだったり危険な香りがしたり、危機感を感じる地域もありますが、ここは女性一人でも受け入れてもらえるような、安全な飲屋街。光の路で明るいのも安心です。
小さなネオンも地面のあちこちに埋まっています。
魚、ワイングラス。
イカ、ビールジョッキ?
(まったく違うものだったらすみません)
星、とっくりとおちょこ、なると?
目的のお店に向かうまでに遭遇したものだけ撮っておきました。
お店は「かんてき」。すでに店内は賑わっていましたがカウンターが空いていてよかった。
まずは和歌山の地酒、黒牛と付き出しをいただきます。
南紀の梅サラダ、本日のお造りの盛り合せ(かつおと鰆と鯵とグレとうつぼ)。
どこから来たのか尋ねられたので甲斐さんのツアーで来た者だと話しました。
海老団子、これは絶対にまた食べたかった。そして海老ぷいぷい(海老とキムチ炒め)。
今回も何を食べてもおいしくてお酒が進みます。慣れた夫と来ている分、前に来た時よりも食べているかも?
ホタルイカの沖漬け。
太刀魚のはらみを焼いたのをサービスしてもらい、最後に鯖の棒寿司。
夫も気に入った様子。田辺に来た時の夜は毎回「かんてき」に来よう。
そして去年と同じコース、「あかべこ」へ。あかべこラーメンのミニサイズ。少量のメニューがあるのがうれしいのです。
この後にバーに行くのはやめておきました。確実に去年よりもたくさん食べて飲んでいる!パンダとおいしいものをたっぷりと堪能したので今日はおとなしくホテルに戻りました。
(2020.2.5 更新)

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