2013.11.28−30 東京・鎌倉・横浜

もしかしたら、マリノスが優勝する瞬間を見られるかもしれない。そんなタイミングでの旅です。
横浜で試合を観るだけでもうれしいのに、東京や鎌倉でのお楽しみもくっつけました。
大雑把に計画を立てて後は行き当たりばったりという私たち。アクシデントがぽろぽろと発生する旅となりましたが、今ではいい思い出となっています。

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前節ではマリノスが勝って勝点62に、浦和、広島、鹿島が敗戦、二位との勝点差は4になった事で、この旅の試合で勝てば優勝が決まるのです。二位以下は浦和(勝点58)、広島(勝点57)、C大阪(勝点56)、鹿島(勝ち点56)が続いています。
勝てば優勝、簡単に思えて簡単ではないのは承知です。今季は6節まで勝ち続けていたのに7節での新潟との対戦で連勝が止まり、そこから10節までドローと負けで勝てないというもどかしさが続いていたのです。次の試合はその厄介な新潟が相手。
あちこちで”優勝”がちらついている中、”勝つ事”を願ってトリパラを用意。どれを持って行こうかな。
状況次第では横浜に滞在する時間が長くなるかもな、と、沼田元氣さんの”横浜おでかけガイドブック”を引っ張りだす。同じ所ばかり行きがちだけど、久しく行っていない所やまだ行っていない場所も歩いてみたい。
それにしても!缶の中に入っているものを並べてみると青・白・赤のトリコロールカラーが広がってうれしい。
11/28(木)。6時台の新幹線に乗るのでいつものだし巻き弁当の店は開いておらず売店でおにぎりを購入。夫は志津屋のカスクート。
そして曇り空の富士山。
9時過ぎに東京着。朝食を控えめにしていたのは到着後に「はまの屋パーラー」に行きたかったから。2011年に閉められたけれど、その数ヶ月後に現在のスタッフが前店主から引き継がれて再オープンされたのです。
私が来たのはかなり久しぶり、まだホームページを始める前に来て以来。しかも来ていたのは日比谷パークビルの地下にあった頃。沼田元氣さんのカフェトレーディングカードを見て来てみたのです。そんなわけで外観も店内もお店の方も変わってしまったうえ記憶もうっすらと残っている程度だし、新たなお店に来たような気分です。
(その旅の時には「ニューワールドサービス」にも行ったのでした。三信ビルも今はもう無くなってしまい…)
コーヒーに添えられているのはビスケット。玉子サンドイッチ(メニューには”サンドゥイッチ”とある)とフルーツサンドイッチを頼み、分け合って食べました。あぁ、どちらもおいしい。二度目の朝ご飯だというのに食べ過ぎましたね。
荷物をホテルに預けに行った後、いつも入りたくなるサンドイッチの店「KOKO」の前を通り、新丸ビルの中の店舗を見たりしながら午前を過ごしました。
お昼ご飯は久しぶりの「ジャポネ」。並んでいるうちは迷うのにやっぱり和風、そしてジャリコの並。夫に手伝ってもらい完食。メニューはお土産に持ち帰ります。
次は「東京會舘」へ。本館は建替えのため2015年1月31日で閉館。それまでに来ておきたくて寄りました。
ロビーにはクリスマスツリー。
猪熊弦一郎氏作のモザイク壁画”都市・窓”。カラフルなアクリル樹脂のタイルが埋め込まれています。前に置かれている椅子で休憩されている方が写るので部分的に撮影。
本館建替えで閉店する「カフェテラス」で休憩。こちらではやはりマロンシャンテリーを。…と言っても一定期間に乳製品と砂糖断ちをしていたせいで一人で食べ切る自信が無く夫に大半手伝ってもらいました。少しずつ、以前よりは食べられるようにはなっていますが。
飲み物はそれぞれコーヒーをいただきました。
このコースターやマッチは建替え後には見られないのかな…どうなるのだろう。思い出に残そう。そしておみやげにもしよう。
ロビーや「カフェテラス」内にもあるシャンデリア”金環”。こちらも設計した谷口吉郎氏と親しかった猪熊弦一郎氏のデザイン。
朝から昼過ぎまで、東京に着いてから同じエリアをうろうろと歩き続けていましたが、ようやく電車で移動。この日は大きな予定を入れておらず、都内で過ごします。”行けるなら行きたい”と箇条書きにメモしているところをゆるゆるっとめぐる日。
表参道の交差点に来ると見るのを楽しみにしている谷内六郎さんの”傘の穴は一番星”。「山陽堂書店」の壁です。界隈で用があるとわざわざ壁画を見に来るのです。
和菓子屋さんの「まめ」に行く途中、通りかかったエイベックスビル。
そして青山通り沿いに戻り、12月で閉店される「大坊珈琲店」へ。
「大坊珈琲店」は撮影禁止…だったと思う。可能であってもiPhoneやカメラを出して触りたく無い空気が漂っているので、ただただ注文したコーヒーを味わい、お店に来るのはこの日が最後になるので店内をじっくりと見納めしておきました。別れを惜しんで足を運ばれている方が多いので、長居は控えました。
渋谷に移動。パルコでされている清川あさみさんの「男糸 danshi」展へ。モノクロの写真に刺繍を施されていて、好きな著名人が多かったのもあり見応えがありました。
渋谷では他にも予定が…(アディダスは交差点で撮っただけ)、「ナチュラルローソン渋谷道玄坂一丁目店」で、”豆大福ものがたり”のDVDを購入。
DVDは12/4発売ですが「ナチュラルローソン」では先行で11/27から販売されていたのです。しかもオリジナル特典付き、かわいい豆大福シールが。関西には「ナチュラルローソン」が無くなったので、旅のついでに寄りやすい店舗をチェックしていたのです。
11/30には菊池亜希子さんが「ナチュラルローソン」の渋谷代官山店でサイン会をされるそうで、関東にいるしアッと思ったけれどその日は横浜にいるので諦めました。
次は下北沢に移動。ホームのはしっこのベンチでひとやすみ、先ほど購入した「まめ」の豆大福と苺大福をおやつに。あ、豆大福と”豆大福ものがたり”!
下北沢ではこまごまとしたお楽しみを。
まずは「mixture」でパンを買いました。ついついかわいいパンを…”ワンワンクリームパン”。
こちらはぶたの形の”ぶ〜チョコパン”、そしてれんこんとバジルのフォカッチャ。クリームパンだけ歩きながら食べてあとは明日の朝ご飯にします。
お店の袋はこんな感じ、エコバッグを買いました。そしてお店の案内と裏面にはパンがずらりというフライヤーをいただきました。
もともとは「大英堂製パン」というお店がこの場所で40年されており、「mixture」のオーナーは会社勤めをしながら休日に「大英堂」でパンの製造を勉強されたのです。カフェをしたいという夢があったのだそう。
その後「大英堂」のご主人が亡くなられてこの場所でパンとカフェのお店を始められたのだとか。大英堂時代そのままのメニューもあるのです。
しもきた天狗まつり、気になります。
少し別行動で、夫は古着店の「FILM」へ。私は通りかかった雑貨屋さんで小学生の頃にたしか持っていた懐かしい下敷きを発見。田原俊彦…。
合流後は「茄子おやじ」で夕飯。看板のイラストは曽我部恵一さんが描きました。
カレーはやっぱりスペシャルカレーに。野菜やチキン、ビーフ、たまごも入っています。おいしいので一気に食べ切りました。
紙ナプキンのイラストは南椌椌(みなみくうくう)さん。二十代の頃、あほの一つ覚えみたいに通っていた吉祥寺の「まめ蔵」のオーナー。「茄子おやじ」のオーナーは以前「まめ蔵」にいた方なのです。
食後のコーヒーは「トロワ・シャンブル」へ。こちらも昔から下北沢にあるお店。新しいお店よりも知っている所が安心なので同じ所ばかり来てしまいます。
薄暗い店内が東京に来ている事を忘れるほどとても落ち着くのです。カウンターがちらりと見える席に着きました。こちらは曽我部さんのアルバム”LOVE CITY”に収録されている”3つの部屋”を知っている人にはお馴染み。
私はオ・レ・グラッセを。夫はニレブレンド。マスターは以前、神保町の「トロワバグ」で働いてらしたそうで、”トロワ”をもらったと教えてもらいました。
オリジナルの伝票には”ニレ”と”グラッセ”。また来ます。
駅に向かう途中で見かけた「シャノアール」。”今日のトリコロール”!
銀座に着きました。まだ早い時間、軽く寄り道して行く事に。
地上に向かう通路で見つけた矢橋六郎氏の壁画。足元には白い鳥。
和光本店の服部時計台、そして花のイラストが光るビル。昔からある光景と新しい光景。若い頃にはほとんど来なかった場所、ようやく居心地がよくなって来たようです。
常々来たかった所「ビヤホールライオン銀座七丁目店」へ。昭和9年から変わらない形で営業されているのです。入ってすぐ正面にあるガラスモザイク壁画。内装のテーマは「豊穣と収穫」だそう。丸い照明が月のよう。
…せっかく来たけれど私は飲酒を完全復活させていない。おとなしく烏龍茶の氷無し、夫はビールを頼み、ポテトとソーセージを軽めにつまみました。
2007年に出た”クウネル”の銀座特集で見て以来憧れだったビアホール。次に来る時には以前のようにビールを心置きなく飲める状態でいたいものです。
ホテルまで歩いて戻る途中に見かけた看板。ピーポくんに家族がいた事を初めて知りました。
ホテルのロビーにある、四季を表した壁画。
この旅で二泊するホテルは「八重洲富士屋ホテル」。新幹線の往復とこちらのホテルとでお得なセットがあったのです。少し前にこちらのホテルが翌年3月で閉館というニュースを知り、夫がこちらに決めたのです。泊まるのは最初で最後。
二日目は鎌倉中心、三日目は横浜中心。それなのに東京で二泊って不便に思えるのですが、京都と東京の往復プランしか予約ができなかったので仕方がありません。
頻繁に関東方面に来る事ができる生活ならば欲張ってあちこちまわらずに、シンプルに横浜だけ一泊、もしくは試合は昼間だし日帰りという事もできましたね。
(2017.10.18 更新)

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