6.29 / 6.30 / 7.1

       
7/1(日)。旅の最終日。帰りのサンダーバードに乗るまで荷物をホテルで預かってもらい、長町方面へ。
今日はあいにくのお天気、途中の薬局で安いビニール傘を購入。
「あめの俵屋」の長町店。今回は前を通っただけ。本店のかっこ良さは無いけれどこちらの暖簾もいいね。
ポーチさんに教えてもらったお店、「百薬キッチン」でお昼ご飯を食べる事に。
二年前にできたまだ新しいお店。
元の建物は診療所だったりするのかな、欄間に「薬局」の文字が。
開店時間すぐは静かだったけれど次々とお客さんが来られました。
外はどしゃ降り。
メニューには塩豚そばパスタやアボカド納豆丼も気になるし、平日は天然酵母パンのサンドイッチがあったり、食べてみたいものばかり。
百薬ご膳を注文。薬草豆腐ハンバーグ、有機野菜たっぷりのサラダ、おみそ汁、玄米ご飯。
薬草茶と宮田麩のヨモギ生麩菓子もついています。
おいしいご飯を食べているうちに雨が小降りになり、お店を出る時にはやんでいました。緑の香りが濃くなっています。
いいお店を教わりました。
川に沿って散歩しながら、せせらぎ通りに入ります。

今日のこれからの予定は買い物と、駅に向かう前にどこかでお茶するぐらい。私が好きなローレンスはつい予定以上に長く滞在してしまうので旅の最終日はやめておこう、と二人で言い合いました。また次の旅で行きたい。
本当はイートインしたかった「ひらみぱん」。胃袋が縮んだ今は立て続けに食べるのが難しい。そして満席でした。
帰りの電車で食べる用にパンを選びました。
「オヨヨ書林」で各々本を見る時間。オリーブ展に来た事だしオリーブを買おうかと迷ったけれど決め切れず。
くねくねと歩きながらこの界隈とお別れ。
以前にも来た「LINE」に寄りました。サンダルで来ていた夫の靴下が雨でずぶ濡れになったので新しいものを購入。ポストカードをいただきました。
新竪町商店街へ。前回、私一人で来てとても好きになった商店街。

まずは夕飯用に「ちくは寿し」で買い物。
たこワサマヨ、マヨ玉フレーク、げそまよ、ラッシャー巻きを注文。
お寿司を作ってもらっている間、私は先に「benlly's & job」へ。
benlly's & jobで買ったものは、かわいい表情のこけしのスタンプ。
そして真工藝のごめんね犬。ご主人に怒られてシュンとしている犬なんです…。
ごめんね犬は木版手染めのぬいぐるみで、赤いチャンチャンコにデザインされているのは赤い実をつける野草、イヌタデなのだそう。
”ケンカをしてしまった大切な人へプレゼントするのはどうでしょう”とあり、さらに心を掴まれました。
この旅最後のお茶休憩は「collabon」へ。
二三味珈琲の二三味ブレンド(深煎)とラスクをつまみました。
曜日限定で入荷する「寺町大丸堂」のパンが並んでいます。
お土産にラスクを買いました。お店にも行ってみたいです。
前に「あうん堂」で見て欲しかった、秋草愛さんの「にっちゃん日記」を買いました。
しばいぬのにっちゃんの三つのおはなしがセットになっています。ケースもとても気に入りました。
文字のない絵本なので小さい子でも楽しめます。ぱたぱたと開く装丁。にっちゃんがゼリーを作るお話、にっちゃんがすずめと仲良くなろうとしているお話、にっちゃんのクリスマスのお話。
この日記を更新時には既に完売しているようで再販も未定なのだとか。買っておいてよかったです。
にっちゃん日記の秋草愛さんのポストカードも買いました。こちらは東日本大震災被災いぬねこチャリティーカードで、カード一枚につき145円分が被災した犬や猫の保護、治療などをしている団体に寄付されるのだそう。

collabonを出て駅方面に向かいます。
伏見台タクシーの行灯にはたけのこのイラスト。
バス待ちしている間に再び近江町市場。
折り紙で作られている蟻たち。
最後にあちこちを目に焼き付けて、また来る日を楽しみにしています。ホテルで荷物を受け取り、駅周辺でこまごまと最後の買い物を済ませて電車に乗りました。
さっそく夕飯、まずはちくは寿し。ちなみにラッシャー巻きはラッシャー板前さんがロケで来た時に考案したたこ・梅・大葉の巻き寿司。
飲み物は加賀棒茶。
ひらみぱんで買ったクロックムッシュとシナモンロールも勢いでいただきました。
他のパンも食べてみたいし店内でもいただいてみたい。
あちこちの売り場で見かけた氷室まんじゅう。金沢では7/1の氷室の節句に無病息災を祈って食べるのだそう。それならば、と購入、こちらも電車でいただきました。
帰りの車窓からも加賀大観音を見ました。いつか近くで見てみたい…。
そして徐々に晴れて来てピンク色に照らされた雲が見られました。
京都に戻ったのは夜。旅が終わり、日常が戻って来ます。
6月に父が入院する事になり、一時は旅をやめようかと思いました。手術が無事に終わり、旅は予定していた事だから決行したのです。父の事を考えつつの旅でしたが、行ってよかったです。
私は私で予定通りに過ごしつつ、空いた時間に病院に顔を見に行ったり実家に行ったりしようと決め、実際にそうしながら7/28に退院できました。その後、更新時の現在も定期的に検査をしながら元気にしています。
帰る前に金沢駅周辺で買ったもの色々…
「まつや」のとり野菜みそは関西でも見かける事が増えて来たけれど、トマトは近場では買えません。金沢では店頭に並んでいたのでいくつか購入しました。洋風のお鍋になっておいしいのです(現在は販売終了)。
「越山甘清堂」の焼きまん、今回は小さいサイズのものを買いました。やっぱり加賀八幡起上りのデザインを。他に金沢城やことじ灯篭などの絵柄もあります。
「ヤマト醤油味噌」の塩糀と醤糀。田中聡美さんのデザインにそそられて購入。
「錢福屋」のいかまんまも田中聡美さんのデザイン。甘口を買いました。
能登産のするめいか×加賀産のこしひかり×「キッチン・ユキ」の金沢カレー×自家製醤油ダレで、”金沢カレーいかまんま”です。
箱から出して切ってみるとまさにいかめし。カレー味が病み付きになるおいしさでした。おやつにも良さそう。
いただいた地図三種…金澤町家巡遊ショップマップ 2011-2012、そらあるき 昼マップ、そらあるき 夜マップ。思い返したり、次に訪れる時の参考になったり。
金沢から戻ってすぐに届いたポーチさんからのお便り。お会いしたその日に書いてくれたようでそれがまたうれしい。
かわいいステッカー(ポーチさんが作られたもの)と、新しいお名刺が同封されていました。ポーチさんが作られるものは出会った頃から好きなのです。
ポーチさんのおかげで金沢がさらに好きになりました。
その後、すぐにまた行きたいと思いつつ、サッカーがらみや嵐がらみの遠征でなかなか行けず。なるべく賑わいを避けたい者としては2015年に北陸新幹線が金沢まで開通してから妙に警戒をしてタイミングがつかめないままようやく2016年の秋に行けました。
そのお話はまた別の旅日記で。ゆっくりお待ち下さい。
(2017.3.6 更新)

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