2019.4.28−29 福岡

父の死後、間が無い頃に嵐のコンサートが当選したとわかりました。申込時には入院する事すら予想していなかった。
喪中に旅は控えたほうがいいのだろうか…と思ったけど、この年いっぱいで嵐は活動休止。母と弟が「行ったほうがいいのでは?」と言ってくれたので、控えめに一泊だけで福岡に行きました。

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4/28(日)。ゴールデンウィークで人だらけの新大阪駅。トイレが長蛇の列だったり、出発前に既に疲れている私。
9:17発のさくらに乗車。
朝食はまたもやだし巻き弁当。今回は夫も。
おにぎり、だし巻き、枝豆、梅干しという好きなものが揃っているので旅の時に食べるのが楽しみなのです。
夫が買っていた「九十九堂本舗」のクリームパン。大阪・枚方のお店なのだとか。
クリームがたっぷり入っている!私も少しもらいました。
11:54に博多着。駅には「ハローキティ 新幹線 カフェ」が!たっぷりと時間があればハローキティ新幹線(各駅停車)で博多駅まで来たのにね。
ハローキティカレーにハローキティオムライス。スイーツプレートやカプチーノも。
店舗オリジナルのロゴとイラスト入りプレートもかわいい。
1月に新神戸までの短い距離を楽しんだところだったので入りたくなりましたが、明日、時間があれば来ようという事にして予定しているお店に行きます。
地下鉄で一駅移動、目的地に向かっている途中にあった「ぱん屋のぺったん」。めちゃくちゃ気になったけれどこの日は定休日でした。
ショーウィンドウの中には扉が開くようになっていてどんなパンを置いてらっしゃるかがわかる仕組み。パンもとてもかわいくていつか行ってみたい。
さて、到着したのは「かろのうろん」。博多弁は”だ”行を”ら”行で発音するので「かどのうどん」という事ですね(角にあります)。
いただいたのはごぼう天うどんといなりずし(食べたかったかしわおにぎりは売り切れでした)。
店内は写真撮影禁止なので、ショーケースのサンプルを。
明治15年からのお店で、博多で一番古いうどん屋さんらしい。お店があるこのあたりの昔はカエルが鳴いているような場所だったそう。
すぐ近くにある櫛田神社の山笠”日本武尊征熊襲”。「博多っ子純情」や「走らんか」を思い出します。
明太子好きとしては「ふくや」の”f”に反応してしまう。
「櫛田茶屋」の前に人が集まっていたので見てみたらおいしそうな”やきもち”が。私たちも買ってその場で食べました。香ばしいお餅の中につぶ餡が入っています。
川端通商店街を通って次の目的地へ。
博多弁番付の垂れ幕が楽しい。「あんぽんたん」→間が抜けて、ばかなひとのこと、「ちゃっちゃくちゃら」→めちゃくちゃ。長谷川法世さんのイラストも良くて一つずつ撮りたかったけど人が多くて途切れたところだけ。
布地専門店「コットンまつだ」の凹凸がある看板が良い!
アンパンマンのテーマパークができた2014年に登場したアンパンマンタイル。
「鈴懸 本店」に到着。お菓子を博多駅で買った事はあるけれど、お店に来るのは初めて。こちらはお菓子の販売だけでなく、店内で喫茶もできるのです。
店内はとても混んでおり、お菓子をながめたりしながら順番を待ちます。
マリメッコに2006年までおられた石本藤雄氏の陶の花が飾られています。
一時間ほど並び、ようやく”すずのパフェ”を。水羊羹、豆、フルーツ、選べるアイスはバニラと黒胡麻を。夫は蕨餅、どちらも分けました。ほうじ茶付きです。
2016年から運行されている”ちかまる号”、この年の7/13で終了するそうで、タイミング良く乗れてよかった!ちかまる(リス)は福岡市交通局のキャラクター。
車内にもちかまる。
乗客の方々がおられるのであちこち撮れませんでしたが、吊り革にも色々なちかまるがいました。
下車した際にヘッドマークも。
他に環境キャラクターのメコロ、もうひとつは官兵衛ちかまる。駅長室に三体が飾られていました。
次の目的地は大濠公園を通り抜けて向かいます。
キツネの像に桜のバンダナが巻かれている!あとで知りましたが、季節によってバンダナのデザインや、寒い時期はマフラーだったりするそう。
スワンボートが池に浮いている光景が好きです。
この年の3月にリニューアルオープンした福岡市美術館。草間彌生の『南瓜』、バリー・フラナガンの『三日月と鐘の上の跳ぶ野うさぎ』など中に入らなくても見学可。
黒田官兵衛ゆかりの福岡城跡周辺はお堀の名残が今も残っています。
水面にはスイレンが広がっていてところどころに赤い花が。
程よいお散歩をしたところで「珈琲美美」に到着。
前に来たのは移転前の2008年、移転されたのが2009年だし、10年かかってしまった!
場所や建物が変わっていてもダルマに”BiMi”のロゴを見ると、「珈琲美美」に久しぶりに来た!と嬉しくなります。
満席との事でほんの少し並びました。
二階が喫茶室です。テーブル席に案内されました。
めげずに起き上がるダルマモチーフはロゴだけでなくシュガーポットも。
注文するものを決めないといけないのに、本を読むように開いてながめてしまうメニュー。サイズが小さめなのや、ところどころの手書き文字が良いのです。
ブレンド珈琲の中味を二人とも、フルーツケーキを分けました。ソーサーに「もか」の文字。森光さんが「珈琲美美」を始められる前の二十代の頃に修業をされていたのが吉祥寺の「もか」です。備品の一部や焙煎機も「もか」のもの。
伝票にも森光さんの手書きの文章が。”ダルマサンガコロンダ すきに世の中も変っとる ゆっくり珈琲ばのんで 元気に起き上ってみんしゃい”
おいしいコーヒーとケーキをいただいた後は一階で珈琲豆を買いました。
この豆が入ったショーケースも「もか」の物だったそう。
珈琲豆を入れて下さる袋も合わせて楽しみなのです。初めて買った時に感動したものです。
マンデリンを買いました。
袋の口を折り曲げるとダルマのロゴが現れる仕組みに印刷されています。
袋と案内の表と裏。
以前、いただいた淹れ方のパンフレットも保存しています。マスターは2016年の末に亡くなってしまったのが悲しい。
「大坊珈琲店」の大坊さんと「珈琲美美」の森光さんの対談を再現した一冊「珈琲屋」のフライヤーとDM。
「工藝風向」のDMも。
良い時間を過ごせました。
バスに乗って「福岡ヤフオク!ドーム」へ(更新時は「福岡PayPayドーム」)。コンサートは明日だけど、グッズを前日に購入しておきます。
嵐のグッズ購入で悩ましいのは並ぶ事。嵐に限らずジャニーズや人気アーティストはそんなものなのかもしれないけれど、ようやく変化が訪れたのです。
前もって専用のグッズアプリをダウンロード→会場でチェックイン→欲しいグッズを選択してQRコードを作成→並ぶ→レジでQRコードを提示してグッズをオーダー→支払い。
既に買う物を決めてから並ぶので、いつもより素早く受け取りと会計ができたりで並ぶ人が少なく気が抜けるほど早く終わりました。
あまり買わないでおこうと思っていたのに、ドームに来てみると曲が流れていたり、たくさん買い物をしている人たちの空気でつい欲しくなってしまうのです。
買ったものは…
これは最初から買うと決めていたパンフレット。過去に撮ったものを20年経って同じ風に撮ったページがあったり。
最後のページにはグッズのアプリで写すと別の画像が現れる!
ポスターなどにもこのように楽しめる仕組みがあったようです(買っていない)。
クリアファイル、購入予定には無かったけれど、同じようにアプリで写して楽しめる集合タイプのを一枚買ってみました。カラー写真じゃないから普段でも使いやすいかも。
会場限定チャーム、福岡は緑でした(地域によって色が違う)。ツリーケーキのイラストです。
嵐好きの友達にもお土産として買いました。
マスキングテープの大・小セット。
なかなか使いづらいだろうけど、嵐の事を知る人宛てへの贈り物に使うのはいいかも?
これは現地の空気で買ってしまった、ミニトート。大きいトートより存在感が無いし、明日のコンサート行きの際に持って行くのに良いかな?、と思い。
ペンライトは夫の会社の上司と同僚からの借り物。何が何でもペンライトも買う!、という所から抜けており、既に参戦されているので借りました。
オマケ(旅に持参していない)。これはその同僚の方からいただいたARASHIかるた。同僚は特に嵐ファンではなく、上司に連れて行かれている様子。
ドームまわりにある”30th WE=KYUSHU”、ホークスが九州に来て30年だそう。
鷹の目がデザインされた”ガッチャマンヘルメット”の大きなオブジェ。
著名な方々の手型と違い、握手ができるモニュメント”暖手(だんて)”。草刈正雄、鬼塚勝也、村田英雄、草笛光子、丹波哲郎。赤い方が石坂浩二、柳家小さん、仲代達矢。
”暖手”をながめながらグッズ購入の列に並んでいた事を思い出します。
かなりの数があり、今回はたまたま通りかかった数名のを。予め調べて目当ての方の手を探しに行くのもいいかも。
もうこの世にいない方の手を感じられたり、今も活躍されているお若い方のもあります。
SEAHAWK内にある売店は嵐のコンサートに合わせてニノと翔くんがCMをしているビールが販売されており、ポップも展示。
ホークスの郵便ポスト。
写真で見ていた角度からドームをながめようとうろうろ。同じ場所には行けなかったけど、このあたりかな?同じような木が下から見えます。奥にはヒルトン。
ドームから地下鉄の駅に向かう途中にある「福一刃物店」。店名と扱っている物が並んでいるプレートや、ぎっしりと商品名が書かれている看板などカッコいい。
夕飯に行く前に薬院周辺の「B・B・B POTTERS」や「TRAM」を覗いたり。
買い物は「TRAM」で”cimai blend”を購入。福岡のものでないけれど(埼玉のパン屋さん)、遭遇できたから欲しくなりました。
そこから徒歩移動、「梅山鉄平食堂」へ。
店内は満席で少し待ち、20時半には席に着けました。行ってみたかったお店。
梅と山がプリントされた暖簾。
カウンター、テーブル席、食事を楽しんでいる人で賑わっています。
あ!カウンターにフレッドくんが飾られていますね。
夫はビールを注文。私はお茶をいただきました。
私は玄界・サワラ炙り胡麻定食、夫は特大サバ塩焼き定食。出し巻き玉子二切れを×2(一人二切れ)、博多明太子は分けました。
容器に入っているのは”梅山ふりかけ”。カリカリの梅干しと高菜漬け、青高菜、ちりめん、細切り昆布、若布、胡麻入りでとてもおいしい。
魚料理がメインのお店なので迷うほどたくさんの魚メニューがあり、魚以外に肉料理も。近所に住んでいたら毎日でも来たくなります。
”梅山ふりかけ”を自宅用とお土産用に買いました。
お土産用は袋付き。旅の後に渡しましたが、おいしかったととても喜んでもらえました。
通販もされているようなので、また買いたいです。
帰りは静かな車内でホテルに向かいます。
今日は1日乗車券にお世話になりました。620円でたくさん乗車させてもらったと思います。
ホテルに戻る前に喫茶休憩をしたくなり、ホテルから徒歩圏内の「風街」に来てみました。
あれ?看板に佐々木マキさんのムッシュ・ムニエルが。
夫が検索して見つけてくれたお店だけど、雰囲気が良く、くつろげました。
夫はホットコーヒー、私はカフェオレ。パスタメニューもあっておいしそうです。
伝票にもムッシュ・ムニエルがいますね。
店名の「風街」もはっぴいえんどの「風街ろまん」を思い出したり、勇気が無くてお店の方に聞けなかったけれど、色々と気になるお店でした。
天神駅が最寄りの「ホテルモントレ ラ・スール福岡」で一泊します。20世紀初頭のベルギーアールヌーヴォー、アール・デコといったデザインがコンセプトなのだそう。
明日は午前から出かけるし、寝るだけの部屋としては勿体無いほどきれい。
この日はなんと21552歩歩いていました。横になってすぐに眠りの世界へ。
(2023.1.22更新)

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