2015.9.4−5 鎌倉と東京へ

久しぶりの一人旅。つい先月にも関東に行ったばかりなので、節約もかねて一人で行く事にしたのだ。
突然決めたのは見たい展示があったから。それを軸にあれこれ見ていると他にも行っておきたいものが見つかったりで東京にも足を伸ばす事にしたり、それならば先月に行きそびれた所にも寄れるかなあなどと最初の妄想よりも盛り沢山な旅となりました。

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9/4(金)。7:23発ののぞみ298号に乗り「米屋のおにぎり屋」のだしまき弁当を。
今日の富士山は頭が少し見えました。雲が多い。
9:56に東京駅に着き、荷物をコインロッカーに入れて横須賀線で鎌倉に向かいます。
明日は一日東京で過ごしますし夜には東京に戻ります。それで新大阪と東京の往復で新幹線を予約し、この日の朝も新横浜で下車せずに東京まで来ました。まあ、新横浜から鎌倉に向かうのとそれほど時間はかからないですしね。
鎌倉には12時前に着き、「山本餃子」でお昼ご飯を食べる事にしました。開店時間からすぐというのもあってこの日最初の客。しかも初めて来たので緊張の時間。
焼餃子定食を注文。煮卵と搾菜もおいしいし、餃子にはニラとにんにくが入っていないから昼間でも食べやすくありがたい。
旅の前に読んだ「クウネル」の”女子と餃子。”のページに8月に行った”按田餃子”とともに載っていて気になっていたのです。行けてよかった!
さて、餃子で満たされた後には鎌倉の定番「cafe vivement dimanche」へ。
ちょうど誰も並んでいない時ですぐに入れるタイミングでした。
コーヒーはヴェラ・クルーズを、そして食べたかったパフェディモンシュ。グラニテ、アイスクリーム、スポンジケーキ、ゼリー、すべてコーヒーでコーヒーづくし!
パフェに乗っていた旗と木村直人さんの紙ナプキンを旅の思い出に持ち帰ります。
コーヒー豆はマンデリンを、そしてディモンシュの20周年記念で出されたハンカチタオル”QAHAWA(カフワ。アラビア語でコーヒーの語源になった言葉)”を購入。
ハンカチタオルは今治タオルの「伊織」とのコラボで、焙煎をイメージした茶色と生豆をイメージした緑があって茶色を選びました。
マスターに近況などを話したりする時間もあってよかったです。昔のようにもっと頻繁に来る事ができたらいいのになあ。
手芸をしないクセに通るとながめる「富士ボタン」のボタン。覗くのはこの旅が最後となってしまいました(閉店)。そして鎌倉市農協連即売所内へ。
「DAILY by LONG TRACK FOODS」、この月からこちらの店舗のみとなり、こちらは初めて。スノーボールとチコバッグを買いました。
「LONG TRACK FOODS」があった脇道を歩いて次の目的地へ。以前に連れてもらったコースです。
旅のきっかけとなった「コケーシカ」へ。
8/28~9/28までされている”HAPPY SEVEN & GODS EXHIBITION”、マトリョーシカのルーツ『七福神』とゆかいな仲間たち展覧会を見たかったのです。
七福神マトリョーシカの完成発表記念展覧会で、七福神マトリョーシカや湘南ボーイズ&ガールズ 手描きこけしやTiki God 手描きこけしなど物欲を刺激するものだらけ。
店内が狭い事や混雑するので今回は撮影禁止で、外観と買って来たもののみの画像を。
この紙袋、初めてです。コケーシカニュースの2015年夏号もいただきました。
袋もかわいいし、付けてくださるものもいちいちかわいくてうれしい。
コケーシカニュースには6周年記念うちわ配布のお知らせや、一澤信三郎帆布×コケーシカのコラボバッグや、こけし時代の案内、マトリョーシカツアーの報告、新商品の案内など読み応えがあります。
長々と見て悩んで購入したもの色々。100%ORANGEさんの七福神手ぬぐい、こけしペーパーセット、こけし缶バッジを。手ぬぐいは青色を選びました。
ペーパーセットのかわいさったら…!一枚、一枚すべて苦しくなるかわいさ。缶バッジも付けるより飾りたい。
肝心のこけしは展覧会終了後に送っていただきます。
鎌倉駅周辺に戻って来て「紀ノ国屋 鎌倉店」でトイレを借りたり店内の商品を見たり。
壁に「紀ノ国屋」のロゴが飾られており、思わず撮らせてもらいました。
「紀ノ国屋 鎌倉店」からすぐ、8/22に開店したばかりの「OXYMORON onari」に寄ってみました。コーヒーとともに選んだのは桃のムース。二層になっており、下は桃のムース、上はゼリー、そしてホワイトチョコが飾られています。
8/31で閉店した「Romi-Unie Confiture」の前を通っておきました。
12年近くこちらでされていた間に何度かおじゃましていた思い出の場所でさびしいけれど、9/16にはこちらから歩いて行ける距離、小町にお店をオープンされるとのこと。店内も広くなるらしく楽しみです。
「神奈川県立近代美術館 鎌倉館」へ。翌年の2016年3月31日で閉館するとの事で、今のうちに行っておく事に。
坂倉準三氏が設計して1951年に開館。戦後日本のモダニズム建築の傑作とされています。開館した当時は国有地だったけど後に鶴岡八幡宮の所有となり、2016年3月には土地を更地にして返還するという契約を1986年にされていたそう。
閉館までのカウントダウンの展示、”鎌倉からはじまった。1951-2016”。この時期はPART2で、1966年から1984年に展示された所蔵作品を”発信する近代美術館”として見る事ができました。
展示室は撮影できないので、中庭と平家池に面したテラスなどを。正方形の建物の中心に中庭があり、イサム・ノグチの”こけし”が展示。こけし続きな日です。
平家池の蓮や、それを奥に配した階段からの光景、どの位置からも見とれてしまい、展示よりも長く見学してしまったほどです。入館が遅かったせいもありますが、徒歩5分ほどで行ける別館に行く時間がありませんでした。
その後、建物の保存を求める声が多かったため鶴岡八幡宮は検討し、耐震補強工事を加えて2019年6月に「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」としてオープンする事に!
ミュージアムショップで買ったものとパンフレットなど。
ポストカードは「神奈川県立近代美術館 鎌倉」の竣工図面、吉原治良氏の”黒地に白四角”、松本竣介氏の”電車”。
そして佐野繁次郎氏の一筆箋。
「神奈川県近代美術館 鎌倉」は鶴岡八幡宮の敷地にあるので、付近を少し散歩する事に。お店目的で鎌倉に来がちなのでゆっくりと来た事がありません。
平日の夕方でも訪れている人が多かったです。
ぶらぶらと歩いていると、境内で水撒きをされているおじさんに頭から水をかけられるというアクシデントが。
曲がり角から出て来た私の足音が無いので気付かなかった様子。こちらも申し訳なかったです。おじさん曰く、「神様の水だからいい事があるよ!運がいいねえ」ですって。記念に撮っておいたけれどちゃんと写らないぐらいの濡れ方で、暑かったから歩いているうちに乾きました。チコバッグはさっそく使っています。
「豊島屋本店」へ。
今日最後の買い物をする場所。急な旅だったり既に色々と買っているのでここはいつもより控えめにしておきました。
鳩サブレーの五枚入りの手提げはおみやげ用に。店舗がデザインされたものは本店でしか買えなくてなかなか鎌倉に行けない方には喜ばれるのです。
それとそれと”鳩兵衛 服きれたー”、着せ替えになっているレターセットで、着替えがあまりにも豊富でびっくり。そして使うのが勿体ないです。
セロテープは二種類あり、鳩兄弟として鳩貼郎(はと・はろう)と鳩貼男(はと・はるお)がいて私は鳩貼郎を買いました。
黄色い面が世界旅行、裏面が白くて鎌倉散策のイラスト。鳩貼男のほうは黄色い面が動物園、裏の白い面が水族館。替えテープも入っているので思う存分楽しめます。
「豊島屋」の洋菓子部門「置石」がこの年の4月にオープン。本店で販売されていた頃から好きでしたが次に来た時の楽しみにします。
夕方の鎌倉駅。
夕飯は予約しておいた「なると屋+典座」へ。こちらで〆るだなんて最高の一日。
食べたのは”9月のごはん”、先・胡麻豆腐、飯・椎茸、汁・無花果、鉢・さつま芋 ししとう、小鉢・冬瓜。一つずつ丁寧に作られた野菜中心の食事に満足しました。
19時過ぎには鎌倉駅に。構内にある小さな大仏。
帰りも横須賀線で東京駅に向かい、20時前に着いてロッカーから荷物を出し、ホテルに移動します。
今回は「ホテルグレイスリー銀座」。新幹線とのセットで予約したところです。初めて宿泊するホテルなので楽しみにしていました。
ドアを開けてすぐ、履き物を脱ぐスペース。フローリングの床にマットレスが置かれている部屋で、スリッパを履かなくても温かみがあります。旅先なのに帰って来たような気分。
マッサージクッションや、スチーマーナノケアも置いてあったり、最近のホテルは備品が充実していますね。
15分ほどiPhoneを充電してから再び外出する事に。
遅めの時間まで開いている「水コーヒーどんパ 銀座店」へ。"どんパ"ってどういう意味だろう?と調べてみたら、花火のようにお客さまがどんどん入り、パッと引けるような賑やかなお店にしたいという願いが込められているのだそう。六本木にあった「どんパ」から暖簾分けされたのがこちらのお店。
コースターが欲しかったのでアイスのカフェオレをいただきました。ニッキコーヒーと水コーヒーを売りにされており、ニッキコーヒーは”未来派の味覚”、水コーヒーは”行動派の味覚”とメニューに書いてあるのが興味深かったです。”こだわり派の味覚”として普通コーヒー(普通、って!)、紅茶、ミルクやココアやジュースなどのその他、食べ物がありました。
また行きたいなあと思っていたのに2018年1月20日に閉店されたようです。
散歩をしながらホテルに戻り、荷物を片付けてからシャワーを浴びてマッサージクッションを使いながらメールの返信などを。昨夜は暴走族が現れたりしてあまり眠れなかったので早々に横になりました。
が!夜遅くからホテルの横で工事が始まったのです…何?眠れない…いつ終わるのだろう…眠いのに熟睡できない。
うとうと…とするけれどすぐに工事の音で目が覚めてしまい、結局ほとんど眠れませんでした。チェックイン時や「どんパ」への行き帰りの際に「他に宿泊客がいるのだろうか」と不安になるほど静かだったのは工事が理由で宿泊する人が少なめだったのかも。
ホテルに直接予約を入れていれば工事の案内をされたのかもしれないし、音に敏感じゃない人なら気にせずに眠れたのかもしれません。
かなり経ってからわかった事ですが、何の工事だったのかというと2017年にオープンする「GINZA SIX」でした。何も知らなかった!
(2020.5.22 更新)

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