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6/6(土)。7時過ぎにチェックアウトし、烏丸御池駅から京都駅に向かいます。
NHK京都が移転されてから烏丸御池駅のホームまでのルートには紙で作られたNHKのキャラクターがずらりと並んでおり、じっくりと見たり撮ったりしたいところだけど今日は二人ともが好きな”はに丸”のみ。
京都駅では「イノダコーヒポルタ支店」で京の朝食。”京都の朝は、イノダコーヒの香りから”。まったりとデザートもいただきたいところだけど信楽に向かわねば。
ポルタから地上に出て京都タワーをながめるコースでJR京都駅へ。
まずはJR草津駅へ。石山駅を過ぎたあたりで左手に曇り空の琵琶湖と近江大橋が。
草津駅で草津線に乗り換え、貴志川駅でさらに乗り換え。たぬきが描かれたラッピング車両は信楽高原鐵道開業25周年記念のもの。ドアには忍者の絵が隠れているのです。
貴志川で待機していた”マイキー・トレイン”!SKR301号にラッピングされているこちらに乗り込みます。ヘッドマークにマイキー、進行方向の左サイドにはマイキーは小さく窓ガラスにいて写真中心のラッピングとなっているので、下車時にマイキー面を確認しよう。
座席には座らず(既に座っている人が多かったのもアリ)、先頭に立って車窓を楽しむ事にしました。ケースの中にはマイキーがディスプレイされています。
発車まで車内を見学、窓上広告には信楽駅までの車窓スポットが紹介されていたり、ドアにもマイキーが描かれていたり。
つり革にもマイキーが施されていますよ。つり革の向こうには展覧会限定のフクロウが紹介されています。大きめの買い物はできないので会場では観賞のみ。
10:24に発車。マイキーとともに走っているみたい。窓から見える緑も気持ちが良い。
信楽に行くのは初めて。電車で行くのは運賃が高く、かなり遠そうなイメージだったし、いつか行くなら車だろうか?などと思っていたのです。年を重ねて行くうちに目的次第では運賃にかけるお金を気にしなくなったのと、電車を乗り継ぐ事が好きになり、今回の目的ができて調べてみたら運賃も距離も許容範囲だという事がわかりました。
24分の乗車で信楽駅に到着。お客さんが降りたタイミングで座席を撮影。座席に掛けられている生地もマイキー。反対側のケースにはレナルトがいました。
そしてホームからマイキーサイドの車体を撮影。屋根の影になって暗いのが残念!
マイキートレインに乗れた喜びで興奮していますが、駅を出たら憧れのたぬきの公衆電話に遭遇。大きさは5m、昨日のどーもくんより大きいですね。
駅から出ているコミュニティバスに乗り、5分ほどで陶芸の森に到着。
せっかくの景色が天気のせいでどんよりとしていますが気持ちは高まっていますよ。
パンダがあちこちにいます。バスからの景色ではたぬきばかりを見ていたから突然のパンダにびっくり。なぜパンダなのだろう。
色とりどりの陶器でできた椅子も目に楽しい。
あたりをしばらく散歩をしてから昼食を食べに行きます。
「陶芸の森」の「産業展示館」内にある「UP cafe(2020年現在は「BROWN RICE AND WATER」)」でいただきます。
展示の企画で”北欧ゴハンとお茶の時間”というのをされており、ノルディックプレートをひとつ、もうひとつは通常メニューの近江牛すじと大根のカレーを分け合って食べました。「イノダコーヒ」のモーニングに続いて二人ともプレートをいただくのは贅沢だし、プレートには私が食べられないものがあったので。
ノルディックプレートは近江牛のミートボール、船乗りのサーモンスープ(これが食べられない)、マッシュポテト ベリーのジャム添え、グリーンサラダ。
プレートとカレーは食後に飲み物が付いており、コーヒーを飲みました。食事前には単品でシナモンロールを頼む案があったのですけどもうお腹に入りません。
階段を登って美術館へ、食後の運動です。階段の両サイドにも陶器のオブジェ。
いよいよ中へ。チケットのかわいさに感動しています。
入り口にもパンダ。
「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン」展、土曜という事もあってけっこうな賑わいでしたが、ひとつひとつの展示をゆっくりと堪能できました。年代別に作品が紹介されており、貴重なものも含め230点ほどが展示されています。
観終わってからのグッズ購入の列がすごかった!
美術館を出たら晴れていて青空が見えていました。心なしかパンダも嬉しそう。
まだ14時過ぎ、少し敷地内を散歩しながら駅に向かう事にしました。
小さくて丸いたぬき達、ふくろうも混ざっている。
記念撮影スポットかな?今日の日付が入った板とともにたぬき二体。
駐車場の車止めが犬になっているのです。これはかわいいな。

帰りは駅まで歩いてみる事にしました。
行きのバスの中でも気になっていた「たぬき館」。うっすらと残っているたぬきの絵が不気味でいい感じ。「丸克製陶所」がされていた「丸克センター」の1号館らしく、中ではたぬきなどの陶器の販売をされているようです。
1号館以外には製作過程を見学できたり、信楽焼の古陶や資料が展示されていたり、陶芸教室をされていたり、盛り沢山だったようで、たぶん今は閉まっていると思う。
歩いていて見つけた”しがらきっこ110番”とお腹に書かれた警官風たぬきの陶製人形!子供がいざという時に駆け込める場所として貼られている”こども110番の家”の信楽バージョンみたい。
このたぬき、売っているなら欲しいなあと一目惚れしたほどのファンシーさ。
「コタニ陶器株式会社」の前に大きなたぬき。隣のさぬきうどん店「亀楽屋」は「コタニ陶器株式会社」がされています。
「丸伊製陶株式会社」の直営店前にいる大たぬきはちょっとこわい顔。だるまや赤ちゃんバージョンの小さいたぬきはかわいい。小さいのはひとつ2500円ぐらい。
滋賀だし、信楽だし、珍しいとびだし坊やがいないものかときょろきょろと歩いていましたが、よく見るタイプの二人と遭遇したのみ。
信楽駅はもうすぐ。橋のガードには信楽焼の陶器のかけらが貼られていたり。
駅からすぐの「丸五商店」のたぬきやカエルたちに見送られ、信楽とお別れ。
来た時には気付いていなかった看板”信楽へようこそ”、帰りに撮影。
そして帰りにもマイキートレインにタイミング良く乗れる事になりました。
なんとか影にならない場所で撮ろうと数枚撮影。動画で録る余裕が無かったのは、子供達を引率している先生(?)が私を含む車両を撮ろうと構えている人に怒ったから。
みなさん後ろに下がっているし、電車にひかれそうになりながら撮っているわけではないのに…。無視して撮っている人もいるが私は怖かったので撮ったら退散。
しかし子供達は電車の席取り合戦や、走行中に窓から手を出してのびている木の枝を触ったり、そういうのを先生(?)はそばにいるのに何も注意しなかった事もメモしておこう。
カーテンのタッセルもマイキー。網棚にもいますよ。
この14:54発の電車が信楽発のマイキートレインの最終。綿密に計画を立てたわけではないのに行きも帰りも乗る事ができてよかったです。
帰りも同じように貴志川駅と草津駅で乗り換え、18時過ぎには帰宅していました。
京都の駅でもらったフリー誌、店でもらったDMや紙もの。
そして美術館で買った図録やファイル、マスキングテープ、ポストカードなど。
美術館でつい買ってしまった信楽たぬきの一筆箋。これが後になってとても気に入っており、二種類あったので両方買えばよかったです。
京都では昔からよく知るなじみの場所で過ごし、次の日は一転して初めての場所に行くという二日間。近場で一泊するのもいいものだなあと味を占めてその年の大晦日にも京都で一泊したのでした(二年連続)。
のろのろ更新のホームページですが、信楽が舞台の朝ドラ「スカーレット」をやっている間にこの旅日記の更新ができてホッとしました。
(2020.3.12 更新)

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