2011.6.23 伊賀に行く

三重には子供の頃に何度か行った事があるけれど伊賀は初めて。
Bleu Blancheの二人からのお誘いで、目的はギャラリーやまほんでの大橋歩さんの展示、そして二人が前にも行ったという長谷園のお店で食事をする、という楽しみ付きで行ってみる事にしました。
車が無いのでタクシーを利用しつつ行くという私達には珍しい形のお出かけです。

6/23(木)。京都駅から新快速で草津駅に行き、草津線に乗り換え。柘植駅で関西本線に乗り換えて伊賀上野駅。一時間半ほどで到着というルートを使って行きます。

乗り馴れない電車、初めて見る車窓、近場で日帰りなのに旅の気分です。
柘植駅での乗り換え階段には「おかえりなさい」。「いってらっしゃい」もあります。

関西本線で乗り換える車両はキハ120形。二両編成です。
伊賀上野駅にあったのは松本零士先生がデザインした忍者列車。伊賀鉄道伊賀線で運行されています。

伊賀上野駅、改札を出たところ。
駅前はとても静かで、ところどころに忍者がいます。画像は駅前、自販機のところに潜む忍者。

「伊賀焼窯元 長谷園」まではタクシーを利用しました。帰りの電車を調べて逆算し、今日の最終地であるお店の前に迎えに来てもらう事を依頼。運転手の方も快く引き受けてくださり、これで安心です。

長谷園に到着。
お昼ご飯の予約時間までまだ少しあったので、付近を散歩しました。
つばめの巣を見つけたり…

周辺のポストや花瓶なども伊賀焼です。ポストが設置されている大正館では休憩ができました。コーヒー(有料)を伊賀焼のカップで飲めて、そのカップを持ち帰れます。

いつか欲しいと思っている長谷園のかまどさんを見たり、伊賀焼の器を見たりしているうちに時間が来たので、すぐそばにある「なが谷 母や」に向かいます。

築200年余りのお屋敷でお庭を眺めながら旬のお料理を伊賀焼の器でいただけます。
入ってすぐの所に伊賀焼の素焼きタイルが並んでいてキュッキュッと鳴りました。

昼席も夜席も一日で二組限定だそうです。
まずは前菜盛り合わせ。お刺身もおいしい。

そして焼物。伊賀牛、伊賀豚、地野菜、各々好き嫌いがあるので(私は貝類が…)、得意な人に譲りながらいただきました。
食材がおいしいのはもちろん、長谷園のお鍋のおかげというのもあるだろうし、車で来ていたりしたら買って帰る決心がついたと思います。

焼いたものはごまだれとポン酢の二種でいただきました。
もちろん、かまどさんで炊いたご飯もおいしいです。漬物と味噌汁と。おかわりもしました。

エアコンなどは無く、縁側からたまに流れて来る風が気持ちよかったです。
デザートとお茶を最後にいただきました。

思い出のパンフレット。
現在「なが谷 母や」は営業されていないようで、常々「また食べに行きたい」と言っていたのに行けなかったのを後悔しています。

大正館でコーヒーを飲む案もあったけれど、「ギャラリーやまほん」に併設されている「cafe noka」にも行くし、帰りの時間もあるのであきらめました。

長谷園からやまほんまでは歩いて15分ほど。いい散歩になりました。

通り道にあった「つぐみMカフェ」。名張にあるつぐみカフェの姉妹店なのだそう。伊賀焼陶磁器工業協同組合の建物をリノベーションされたとか。

時間があれば入ってみたかったけれど、二人に連れて来てもらっているので脱線をせずに目的地に向かい、撮影のみ。つぐみMカフェ、現在は別の場所に移転され店名は「agatto」になったようです。
いいお天気だったのはうれしいけれどとても暑かった日。普段控えている冷たい物を飲みたくなっています。

ギャラリーやまほんに到着しました。大橋さんのDMが貼られています。三重県立美術館では「大橋歩 - Fashion as Life / Life as Fashion - 」展を。

こちらでは「大橋歩の仕事 as life」展をされています。どちらも行けると良かったのですが、こっちだけでも大満足。一通り見てからcafe nokaで休憩をします。

長谷園を出る時には「コーヒーを飲もう」なんて言っていたのに、やっぱり冷たいもの、レモンミントを飲みました。そしていちじくのバターケーキを。ユミさんが頼んだスフレチョコレートケーキもおいしかったです。いただきながら、a.の洋服のどれを試着するかとか、買おうかどうしようかとか、あれこれ悩みながらおしゃべり。
椅子の背もたれの部分や、カフェとギャラリーの間には望月通陽さんのイラストが。

ユミさんは試着したけれど結局買わず、私は百草の安藤明子さんの大判ハンカチを買いました。
DMや箱根菜の花展示室のフライヤーをもらいました。

三重気分を高めようと持参していた借り物のArne。2009年に出た別冊の三重特集です。また改めて三重にゆっくりと行ける日を夢見るのでした。三重行きの前に貸してもらったのですが、やっぱり自分でも持っておきたくてその後古本屋さんで探して購入しました。行ってみたい所や食べてみたい物がたくさん出ているので困る一冊です。

やまほん周辺の景色を撮っていると朝に乗せてもらったタクシーが迎えに来てくれました。
また来る事ができますように。

帰りの電車。楽しいおでかけの終わりにしんみりぼんやりしていると、アキさんから懐かしいヨーグレットの配布がありました。自作のポーチにこういったかわいいお菓子を入れている二人。このメンバーで遠出するのは久しぶりでした。また三人でどこかに出かけましょうね。

電車+タクシーの交通費、食事代と普段使わない金額を出費したとは言え、全体的に節約気味だったのは翌日から東京に行く事になっていたから。伊賀行きの方が先に予定が決まっており、東京が後から決まりました。
東京行きがなければ、そして欲しいサイズがあればa.の洋服を買っていたでしょう。発送手配をしてかまどさんを買っていたでしょう。楽しかった伊賀遠足以上の楽しい東京旅行も近々更新します。
(2016.10.25 更新)

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