2011.4.30 太陽の塔 黄金の顔展

EXPO'70パビリオンの開館1周年、そして岡本太郎生誕100周年を記念し、大阪万博開催時から1992年の大改修時まで万博記念公園を見守ってきたオリジナルの黄金の顔が3/5から5/10まで展示中。
展示期間が終わるギリギリになりましたが、大阪での予定をくっつけて万博公園を楽しんで来ました。

午前に万博公園に到着。太陽の塔を前にするといつも緊張します。
このあたりに来るのはガンバとの対戦でスタジアムに来る時ぐらい。大阪に住んでいた頃は友達と食べ物を持ち寄ったりして公園で食べ、民族学博物館に行くというコースをよくしていました(2014年から何度目かの大阪住まい)。

「レストランみんぱく」でお昼ご飯。スペシャルランチは海老フライとハンバーグという大好きな2トップが。ご飯とスープ付き。

民族学博物館にも寄りたいけれど、今日は我慢。また今度、他に予定を入れずに万博公園だけ満喫しよう。

公園には色んな色、種類のチューリップが。チューリップのそばに咲いている水色のネモフィラもかわいい。実家では春にチューリップを植えているので懐かしくなりました。


花を楽しんだ後は太陽の塔に接近。下から、そして後ろからも。上にある黄金の顔は「第一の顔」で「天照大神」、正面から見た真ん中の顔は「第二の顔」で太陽の顔、後ろにある顔が「第三の顔」で黒い太陽を表しています。「第4の顔」も地下にあったのだけど(地底の太陽)、行方不明になってしまい今後復元されるとか。

もうすぐ子供の日。鯉のぼりが空を泳いでいます。勝手な希望ですが、太陽の塔の横だから岡本太郎の鯉のぼりだったら!…なんて思いました。

さて、EXPO'70パビリオンに向かいます。今回の展示、最初の終了予定より一ヶ月延びたため来る事が出来ました。 「顔」の漢字が黄金の顔に!

一階、入ってすぐのところではパビリオンホステスのユニフォームが展示されています。

エキスポランドの模型や大観覧車のプラモデル、エキスポランド内のアトラクションのチケット。エキスポランドは園内で遊ぶよりも万博公園に行く時や車で通ったりで視野に入っていたので無くなってしまったのはさびしくもあります。
大阪万博の当時の記念グッズはキーホルダーやコインや気になるものがたくさん。

大阪万博のグッズの中でも復刻されたら買うであろうペナント。あぁ、当時にタイムスリップしたいです。行くだけでなくグッズ収集にも精を出していた事でしょう。
「日本万国博こどもニュース NO.5」は太陽の塔の説明と、空中展示スペースや地下展示スペースも少し覗けます。

学習帳やロゴ入り砂糖、状差し、ハワイ館やサウジアラビア館の砂なんかも。灰皿もロゴを使ったもの。空中ビュッフェ搭乗記念で思い出したけれど、今あるならば高所恐怖症であっても行ってみたい。

イラストマッチに釘付けでした。これ…欲しいです。飾りたいです。
各パビリオンのパンフレットはその国の色が出ていて、デザインも素晴らしくて手に取れない分、長く見入ってしまいました。
記念切手やガイドブック、旅行ニュース、「小学生のための日本万国博」、三波春夫の「世界の国からこんにちは/万国博覧会音頭」。素晴らしい展示です。

一階の企画・特別展を十分に楽しんだ後は二階の常設展へ。赤い壁に鏡になったロゴが迎えてくれます。
完工引き渡し式典で使われた「施設の鍵」。

常設展は160mの回廊の壁や天井に当時の資料や写真、映像が展示されており、大阪万博に行ったような気分になれるのです。

こちらにも各パビリオンのパンフレットが。そしてさらにパビリオンの外観写真と詳しい内容が紹介されていて、当時行った人は懐かしいだろうなあ。

「体感する、人類の進歩と調和」という展示室の中へ。太陽の塔の顔ののれん(?)の中に入ってみると、博覧会当時の世界初立体音楽堂の内部が見られました。

日本館4号館に展示していた巨大タペストリー(左:よろこびの塔、右:かなしみの塔)。

他にも上から見ている第二の顔、岡本太郎作のオブジェなどみどころがたくさんありました。
太陽の塔の中にあった「生命の樹」を模したオブジェも。一度、太陽の塔の中に入る企画があって生命の樹を見た事があります(2006年3月26日でした)。

手の椅子。「手は世界を感知する重要な武器であり、世界と自分をつなぐ窓である」という考え。
そして電気自転車。当時からこんな物があっただなんて!

会場にあった実物のピクトサインの展示。大阪万博で使われ始めだし、今のピクトグラムの前身なのだとか。

電気自転車だけでなく、電気自動車も。会場内を走っていたそうです。

いよいよ黄金の顔を見に行きます。

二階から見られるようになっています。1970年の大阪万博当時に頂部に取り付けられていたもの。1992年に太陽の塔の改修工事をされた時に現在の黄金の顔に替えるためにはずされた正面の部分です。直径10.6m!
出口まであと少し、オフィシャルグッズの展示。ロゴ入りネクタイ!

大阪万博当時の各国の切手が展示されています。日本のものもこの当時の切手は色や絵柄が好きでいただいたりして残していました。

当時の全体模型を見、一階からもう一度黄金の顔を見て終了です。時間が許されるなら、もっとゆっくりと見たかったです。予想以上に楽しめました。

最後にグッズ売り場でエコバッグを二種買いました。たしか200円だったかな?値段にびっくりしたので一つずつ選びました。私は赤いロゴ入りの方を。

この3年後、2014年8月2日に「みる・ふれる・あそぶ 太陽の塔」展に行きました。

この時は黄金の顔の目の部分に入る事が出来たり、スイッチで目に光を灯せたりという事が出来たのです。その時の画像もこちらに。

大阪万博を体感した後はやっぱりマヅラに来たくなりました。
1970年の大阪万博の年に駅前ビルが完成し、それまでにしてらした15坪ほどの店から現在の場所に引っ越されたのです。当時のまんま変わっていない様子の店内(ってその頃のマヅラは行っていないのですが)。

1970年気分に浸りながらアイスのカフェオレを。そしてこの後の行動を考える時間。夫は予約していた美容院に行くのでしばらく別行動です。

堂島のジュンク堂に行ったり、アンジェで文房具を買ったりして20時過ぎまで人が多いエリアを避けながら大阪の町をぶらぶらとしました。

夫と再会して西天満の「チルコロ」へ。店をやっていた当時からお世話になっているaneさんに連れてもらってからちょこちょこ来ているお店。

付き出しからおいしくて、その日その日に書かれるメニューからすべて選びたいほどなのです。沖縄の細もずく酢はaneさんと来た時においしかったので今回も注文。新アスパラのグリル、うどの芽とこどみ天ぷら。

お料理が運ばれるごとに取り皿や取り箸が替えられます。
鰆、鶏肉も食べてお腹が満足していたけれども〆のご飯もやっぱり食べたい。

家倉君のこしひかり塩むすびで終わる予定が、夫はチルコロの欧風カレーライスも食べたいとの事でひとくちもらったらおいしかった!

運動にしては距離が短いけれど、大阪駅まで歩いて快速で帰りました。
1970年気分を味わい、おいしいものをたくさん食べて大阪の魅力的な場所で過ごしたいい一日でした。
(2016.9.28 更新)

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